お金のこと

毎月7万円を「小規模企業共済」と「つみたてNISA+投資信託」に回すならどっちが得か

小規模企業共済vsつみたてnisa&投資信託で同額を入れ続けるとどっちがお得か?





節税と投資を勉強していると、何が一番効率がいいのかわからなくなりますよね。

小規模企業共済やiDeCo,つみたてNISAや国民年金基金などいろいろある中で、どれを優先すべきか。巷ではこんな声が聞こえてきそうです。

小規模企業共済MAXが最強!
同額ならつみたてNISAと投資信託が最強!
混乱マダム
混乱マダム
う~ん。。どっちが正解なの?

ということで、このような条件で最終的に手元に来るであろうお金を試算してみたいと思います。

・35年間「小規模企業共済」に掛け金をMAX(7万円)かけた場合

・35年間同額の7万円を「つみたてNISA + 投資信託」に回した場合

似たような企画でiDeCoと小規模企業共済の比較もしていたりしますのでよろしければどうぞ

数字が多いので読む気がわかないかもしれませんが、結構大事な比較だったりしますので是非頑張ってください笑



小規模企業共済で35年間掛金MAXの場合

小規模企業共済に35年間7万円を掛けた場合のシミュレーションまずは、変動が少ないと想定される小規模企業共済の数字をお出しします。

小規模企業共済の詳細についてはこちらの記事で解説していますのでよくわからないようでしたらご一読ください。

課税所得によって節税効果も変わって来ますので、以下の3つのケースで出してみたいと思います。

・課税所得300万円のケース
・課税所得500万円のケース
・課税所得700万円のケース

※条件: 現時点(2019年7月9日)で30歳で65歳まで35年間7万円を掛け続ける場合

それでは早速やっていきますね。

小規模企業共済加入シミュレーションページはこちら
http://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/entry/simulation/index.html

課税所得別シミュレーション

掛金と共済金の部分は全条件で変わらないので固定とします。

掛金(元本)
合計額 29,470,000 円共済金額
共済金A (事業廃止等) 35,455,000 円
共済金B (老齢給付等) 35,455,000 円

元本に対して5,985,000円!

課税所得300万円の場合の節税効果

節税額 169,800 円/年

35年だと・・・5,943,000‬円の節税!

課税所得300万円のケースの合計お得額(元本に対して増える分と節税分)は
35年間で・・・

11,928,000円!!

課税所得500万円の場合の節税効果

節税額 255,600 円/年

35年だと・・・8,946,000‬円の節税!

課税所得500万円のケースの合計お得額(元本に対して増える分と節税分)は
35年間で・・・

14,931,000円!!

課税所得700万円の場合の節税効果

節税額 257,100 円/年

35年だと・・・8,998,500‬円の節税!

課税所得500万円のケースの合計お得額(元本に対して増える分と節税分)は
35年間で・・・

14,983,500円!!

小規模企業共済で最終的に手元に残るお金の想定

共済金の手元にくるお金は、実際は退職金にかかる税金(今回は134万円ほどと推定)がかかります。

退職所得控除額 「70万円×(35年-20年)+800万円」=1,850万円
退職所得 「(3544.5万円-1,850万円)×0.5」=847.25万円

8,472,500万 × 所得税率23% – 控除額636,000円 = 1,312,675‬円
復興特別所得税(所得税の2.1%) 27,566円

合計所得税
1,312,675‬円 + 27,566円 = 1,340,241円

なので、最終的に手元に残るお金+節税額を合計するとこのようになります。

課税所得300万円なら

共済金35,455,000円-税金1,340,000円 + 節税合計5,943,000‬円=
40,058,000‬‬‬円

 

課税所得500万円なら

35,455,000円-1,340,000円 + 8,946,000‬円=
43,061,000‬円

 

課税所得700万円なら

35,455,000円-1,340,000円 + 8,946,000‬円=
43,113,500‬‬

となりました。

かなりの額が使えるようにますね^^

小規模企業共済のメリットとデメリット

小規模企業共済のメリットは変動がほぼないといえるので安定感がありますね。

途中で辞めてしまったり法人成りした場合のことは全く考えていないシミュレーションなのでどこまで意味があるかはわかりませんが、参考になる数字が出ました。

面白いのは、課税所得500万円と700万円では節税効果がほとんど変わらないというのが興味深い結果でした。

デメリットは、節税においては毎年恩恵を受けることはできますがやはり退職までお金が拘束されることですよね。
お金の自由度は時として重要になりますので、そこらへんを考慮に入れる必要はありそうです。

是非節税ポートフォリオを組む際の参考になさってみてください。

では、次につみたてNISA + 投資信託でシミュレーションしてみたいと思います。
これは気になりますね。

つみたてNISAと投資信託を毎月7万円分35年間積み立てた場合

つみたてnisaと投資信託の組み合わせで35年間7万円を入れ続けた場合のシミュレーションまず、前提としてつみたてNISAは20年で終わってしまいます。

なのでそれ以降は投資信託に7万円を毎月投資することとします。

つみたてNISAについてよくわからないようでしたらこれらの記事で触れていますのでよろしければ。

 つみたてNISAと投資信託ともに、期待値としてはかなり一般的な3%のリターンで考えていきたいと思います。

まずつみたてNISAの20年分を計算

年間40万円(月33,333円)が上限ですので、月33,333円×20年を3%運用した数字を出したいと思います。

今回は楽天の積み立てシミュレーションを使用しています。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/

つみたてnisaと小規模企業共済は同額ならどっちが得か?

ということで、月々33,333円を3%運用で20年間かけ続けると

10,943,291円

が手元に来る想定です。
つみたてNISAは税金がかからないのでこれが丸っと手元に来ます。

つみたてNISAと同時に積み立てる投資信託

+で、その間に積み立てる投資信託の36,667円を計算してみます。
配当が無いもので、こちらも年間3%運用の想定です。

つみたてnisaの残り分で投資信託を20年

こちらの結果は、20年間で

12,037,849円

の積み立て金額になる想定です。
そのうち税金の20.315%(2,445,489円)を引かれたとすると

9,592,360‬円

が手元に残るイメージですね。

この段階での合計が12,037,849円+9,592,360‬円で

21,630,209‬円

になるシミュレーション結果になりました。

残りの15年で積み立てる投資信託の試算

では、残りの15年を投資信託でここまでのお金は抜きとして新たに毎月7万円積み立てて3%運用できたらどうなるか続けてみたいと思います。

投資信託を15年3%でやったらどうなるか

結果は15,888,088円となりました。
税金を引かれると

12,660,423円

が手元に来ます。

つみたてNISA+投資信託の35年間での最終的な見込み額

ということで、つみたてNISA+投資信託の35年間での最終的な見込み額はこのようになります。

21,630,209‬円 + 12,660,423円 =

34,290,632円

という額が手元に残ることになります。

5%で運用出来た場合はいくらになるか

つみたてnisa13,700,985円+投資信託15,071,372円 + 残り15年投資信託のみ18,710,226円 -投資信託税金分6,862,731円 =

40,619,852‬円

15年だけでも7%で運用出来た場合はいくらになるか

つみたてnisa13,700,985円+投資信託15,071,372円 + 残り15年投資信託のみ22,187,361円 -投資信託税金分7,569,112円 =

43,390,606‬円



まとめ

ということで、ちょっと気になってやってみた計算でしたが、積み立て投資が勝つと思っていた僕としては意外な結果でした笑

投資信託が平均5%運用だった場合は小規模企業共済に35年間掛金MAXのほうに軍配があがりましたね。

思ったよりも安定感のある運用になりそうです。

投資信託運用の場合は減る可能性も少なからずありますので、パフォーマンスはなんともいえません。
何かあったら途中で売ってすぐに現金化することができるというのも一つ強みではあります。

また、小規模企業共済は物価スライドといういわゆる物価が上がっていくことに対する対応がありませんので、長期的には投資信託のほうが強い場合もあるという見方もできます。

お金が余っていれば節税策もnisaもお得なものは全部やるのがいいですが、
限られたお金の中で全部やるのは現実的ではないですよね。

どうポートフォリオを組むかは資産運用のスタイルにもよりますが、個人的には分散させておくのがやはり無難なのかなという感想です。

 

フリーランスができる節税策(僕がやっているものなど)についてはこちらでまとめていますので併せてご一読くださいませ。

数字ばかりで読む気が失せそうでしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が、あなたの節税&運用ライフの一助になりましたら幸いです。



Inoshita Kazuki
InovativeWorks
フリーランス映像クリエイターの32歳。

実際の経験からフリーランスに必須だと感じたことを主に発信します。
過去の自分に教えたいことをメインに構想を練っています。

映像に関わる人の無料コミュニティ【映像クリエイターズギルド】 を運営。
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