投資が世界的にムーブメントになりつつある昨今ですがいかがおすごしでしょうか?
【特に株】金融投資が今後とても重要な4つの理由【非常に大事なこと】の記事で解説させて頂いているのですが
今後日本で生きていく上では
・節税
・節約
と併せてムーブメント通り「投資が超重要」ということを推しているんですがそもそも
と思われることと思います。
これについて、もちろんこれが正解とは言えませんが「大切な資産を割り振る上での公式的な知識」を知っておくと今後投資を実行していくにあたって
割とご参考にして頂ける点があるのではと思い僕がこれまでに得てきたものをご共有させて頂ければと思った次第です。
なので今回は、
・所得のうちどのくらいの割合を
・成長性資産と株式や自己投資に回して
・安定性資産と言われる貯蓄や債券などに回せばいいか
を算出する上での目安として使えるいくつかの計算式についてお話しています。
YouTubeのほうでも解説させて頂いたものがありますのでBGM的にお聞き頂ける場合はこちらをご活用下さい^^※ただ当記事の方が最新の勉強結果が反映されています。
実際に少し計算もしてみながら見ていきたいと思います^^
運用金額の割合を決める方法
結論としては
・100-年齢
・生活防衛費
・家計の三分法
などの考え方があります。
それぞれ順番に解説してきますね^^
100-年齢という考え方
まず一つ目の「100-年齢」の考え方についてです。
こちらは、100-年齢の数字をリスク資産や成長性資産に回しましょうとよく言われている計算式になります。
僕の場合ですと、33歳ですので100-33で資産の67%を成長性資産・リスク資産に投じるべしとなります。
そして、残りの33%を安定性資産である債券や貯蓄に回すという感じですね。
120-年齢
ただし、100歳クラスの長生きが割と普通になって来ていて今後もっと長寿化が進むと考えられている中では「120-年齢」のほうが適切だとする説も出てきています。
つまり33歳なら120-33=87なので87%をリスク資産へ、残り13%を安定資産へという計算式になります。
なので、
・年を取るごとに安定性資産に投入する金額の割合を増やしていくか
・リスク資産の成長度合いによっては売却して安定性資産に移すなどのリバランス
をしていくということになります。
110-年齢
さらにですが、「ライフサイクル投資術」という書籍の中では「110-年齢」が推されていたりします。
この書籍では生涯稼ぐお金含めたすべての見込資産をあらかじめ安定性資産として見込んだ上で
「若いうちはレバレッジを掛けてでも株を持たないと、生涯稼ぐ金額を考えればリスク資産の割合が全然足りない」
ということについてシミュレーションや具体的な方法について書かれており、投資する上での知見としてはショッキングながら早いうちに知っておきたい考え方が書かれています。
例えば65歳で引退するとして生涯で1億ほど投資資本を稼げるとすれば、最終的に
110-65=
45%(リスク資産):55%(安定性資産)で
4500万は株式など : 5500万は債券など
という割合を目指すということになります。
最終的にこの金額を目指すとなれば、仮に若いうちに100万円株をもっているだけだと
100万:9900万
になってしまいこれでは目標の割合に全然たりない(到達に時間がかかりすぎてしまう)のでどうにかして特に資産形成期初期(局面1)には少しでも株の比率(エクスポージャー)を上げたいという考え方になります。
(これらについてはかなりざっくりな解釈なので詳細にはもう少し異なります。)
この詳細な内容は是非ライフサイクル投資術で書かれていますのでお読み頂いて、あなたに最適化したうえで知見の一つとしてご活用頂ければよろしいかなと思います。
特に人的資本を債券的に見る考え方については非常に貴重な知見になったなと感じています。
投資する上で早いうちに読んで知っておいた良いなと感じた数少ない本のうちの1冊です。
生活防衛費という考え方
次に「生活防衛費」についてです。
これはもしかすると聞いたことがあるのではないでしょうか?
株式投資をするうえで、
「余剰資金で行いましょう」
というのはよく言われますが、まず「どこからが余剰になるのよ?」っていう疑問が出ます。
そんなときに余剰資金を考える上での一つの考え方として生活防衛費ということを知っておくといいかなと思います。
生活防衛資金の考え方は、
収入が全く無くなっても当面は何とかやっていけるように保険として持っておく費用みたいな感じです。
・いきなり世界情勢が悪化して仕事がなくなっちゃった
とか、
・ケガで働けなくなっちゃった
みたいな時の備えです。
特に我々フリーランスは傷病手当金というものがないので、大きく割合をおいてる株式を売れば資金はできるともいえますが、
価格に変動があるため損してしまう場合が出てくることと、株という資産はできれば消耗したくないので、生活防衛費として非常時にすぐに使える分を持っておこうというイメージです。
この生活防衛資金をいくら持っておくべきか?の簡単な計算式については
・独身の場合・・・生活していて毎月かかっているお金の6ヶ月分ほど
・仕入れなど費用が掛かる事業者の場合・・・1年分など
・家庭がある場合・・・1~2年分など
を持っておく必要があるとも言われています。
僕の場合は妻の給与口座がこれにあたり、妻のつみたてNISAと楽天カード払いの積み立て投資引落分以外が生活防衛資金的な役割になっています。
ただし、この方法だと暴落時に「株に突っ込みたいんだけど..」と言いにくいのは一つデメリットですので注意が必要です。
(とはいえ、そこからさらに下げる可能性もあり得るので無難な一手だと信じています。)
今に限っては金融緩和によって相場に資金がじゃぶじゃぶな状態で相対的に通貨の価値が落ちているという見方ができるとも思っており、無理が出ない範囲でできるだけ相場(特に米国個別株)に入れておきたいなという考えを持っています。
追加投資用資金という側面
これは個人的に考える生活防衛資金の用途の一つとして併記させて頂きます。
特にコロナ暴落で実感したのですが、フルで株式などに投資をしていると暴落局面でせっかく全てあり得ないくらい安くなっているのに買い増すことができないのは地獄の苦しみです。
暴落時に保有している株が下がってるのは倒産でもしなければいずれ戻るので気になりませんが、人生に何度あるかわからない大バーゲンの機会にほとんど買えないというのは非常に苦しいものでした。
銀行に無駄にお金をおいて置きすぎるのも【特に株】金融投資が今後とても重要な4つの理由【非常に大事なこと】の理由から機会損失(&円の実質価値低下による損)が怖いので生活防衛費のような名目で資産のうち置いておく割合は決めておくとやりやすくなってくるなと実感しています。
家計の三分法
お金の勉強をしていくと、3分法という言葉もでてきます。
とりわけ今回は家計の三分法ということになります。
これは「消費」「浪費」「投資」という分類で支出を3つにわけるという考え方です。
これの理想的な割合は
・消費70%
・浪費5%
・投資25%
とされています。
具体的には
消費・・・月々にかかる生活費
浪費・・・趣味や嗜好品などに使うお金
投資・・・将来につながる生産性のある支出(自己投資や事業投資/貯蓄/資産運用)
という内容です。
これは月々の手取りのうち、この割合で回せると家計はいい感じに回るとされているものでして、その三分法における投資の理想の25%というのを、最初にお伝えした100-年齢の割合などで投資と安定性資産に回すというイメージになります。
僕は上述した通り妻の口座が生活防衛費になってますので余ったお金は25%といわず全て投資していますが(;^_^A
・妻の口座からは生活消耗品費(食費含む)、妻の保険代などを捻出
・僕の口座では住宅ローンや税金や経費の支払い、自分の保険代などを捻出
という住み分けでうまく回っています。
これについてはどうしても「お金が溜まらない!」「家計をどうにかしたい!」という場合の基本的な改善策の一つとして使えることと思いますので、お試しいただければ幸いです。
まとめ
ということで、投資に回す資金の考え方について
・100-年齢
・生活防衛費
・家計の三分法
をお伝えさせて頂きました。
度々出てきた「成長性資産」の定義はあまりしっかりはないっぽいのですが、
個人的には大きく分けて
・株式投資
・事業投資
・自己投資
になると考えています。
これをどう分けるかはあなたがどう稼いでいきたいかやあなたの適性などにもよるところが大きいと思いますので、やっていく中で最適な配分を見つけて頂けるといいのかなと思います。
僕の場合は今は相場環境が金融緩和によって非常に易しい状況なので余ったお金は全てフルインベスト(全額投資)という感じです。
その上ではやはり無駄のない節税や節約も非常に重要になるなと超実感しています。
若いうちならやはり自己投資や事業投資によるリターンの方が大きいことが見込まれますので今回お伝えした情報がもちろんすべてではありません。
ただ、事業投資などは技術の発展などによって無になる可能性がありますが「株」などが無くなることはおそらくないと考えられますので、株式投資などの実践経験、知識は早いうちから身に着けておいて間違いはないと考えています。
TwitterやYouTubeでも情報を発信させて頂いておりまして、よろしければフォローなどしておいて頂けると「知らずに損をしてた!」の回避につながるかもしれません^^
ということで、今回の情報があなたの投資ライフのお役に立てることを心より願っております。