確定申告に関して、あなたもこんなお悩みを抱えているのではないでしょうか?
特に近々独立される予定or独立されたばかりなのであればなおさらかと思います。
この記事では、僕の失敗例と実際に僕が確定申告で使ってるfreeeにも触れつつ失敗しないための情報をお伝えできればなと思っています。
まず上のお悩みの答えとしてはこちら↓
クラウド会計サービスを使って、もしまだならできるだけ早く青色申告(65万円控除適用)にするべき
(売り上げが安定して見込めるならしょっぱなから税理士さんにお願いするのもかなり有り)
です。
ちなみに僕は最初から会計freeeのスタンダードプラン(月々1,980円)を使っています。
それを踏まえつつ、この記事ではこんな内容に触れています。
✔︎なぜ白色でも青色の10万円控除でもなく65万円控除なのか?
✔︎freeeが簡単かつ楽なポイント
✔︎フリーランスクリエイターが確定申告が簡単な理由
✔︎僕が実際に失敗したことと
✔︎オススメの税理士YouTuberと税金の漫画をご紹介
僕はそれまで普通の会計ソフトでやっていた青色申告10万円控除から、2017年に「会計freee」というクラウド会計サービスに切り替えて65万円控除適用にできました。
そして、それまで使わなかったのはめちゃくちゃ損してたなといまだに後悔します。
しかもfreeeなら自分でやっても負担はかなり少なくすみます。
ご参考までにfreee公式の概要動画を貼っておきます。
これだけでクラウド会計サービスを取り入れる重要性に気づける経営センスの持ち主であれば、無料期間もあるので是非ともまずは始めてみてください。
是非こちらから詳細をご確認してみて下さい↓
freee公式ページ
それでは、順番に解説していきますね。
なぜ白色でも青色の10万円控除でもなく65万円控除なのか?
確定申告と青色申告という概念についてざっとでも知っておいた方がクラウド会計サービスの導入もスムーズだと思いますので、簡潔にご紹介していきたいと思います。
そもそも確定申告とは?
確定申告という制度をかなりざっくり言いますと、「1/1~12/31までのお金の流れをしっかり帳簿につけて、毎年2/18頃~3/15頃の間に申告すれば少なかったor多かった税金を清算する制度」です。
その結果、足りなければ追加で納めるし、多すぎた場合は帰ってくる(還付金)という形になります。
最終的な税金を「確定させる申告」だから「確定申告」なんですね。
38万円を超える所得がある自営業者は必ず確定申告をしなければいけません。
※基礎控除が38万円のため、それを超えると必要性が出てきます。
※令和2年分の確定申告から基礎控除が48万円になりますので、48万円から確定申告が必要になります。
給与所得者なら給与所得が2000万円を超えていたり、副業の場合なら年間20万円を超える所得がある場合も確定申告が必要になります。
freeeの公式記事 :
確定申告するべき?確定申告が必要なケースと不要なケースとは
さらに、確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。
白色申告はかつては所得額によって記帳と帳簿の保存の必要が無かったりしたのがメリットでした。
しかし今やそれも制度変更で青色申告(簡易簿記)との差が無くなったので白色にするという選択肢は「完全に無し」になりました。
なので、もしこれからの方は開業届を出すときには青色申告の申請も同時にしましょう。
そしてすぐにfreeeなどのクラウド会計サービスに登録しちゃうのがオススメです。
MoneyForwardは使ったことがないので今回は触れませんが、同じくらい使いやすいようですので、一度ご覧になってみるのもありかと思います。
マネーフォワードクラウド確定申告のページはこちら)
途中で乗り換えるのはちょっと大変と聞きますので、最初の段階で慎重に検討してみて下さい。
ちなみに僕はたまたま会計freeeのプロモーション動画案件を制作したことがあり、なんとなくfreeeにした感じです笑
青色申告とは?
青色申告においては「簡易簿記(10万円控除)」「複式簿記(65万円控除)」があります。
複式簿記でも現金主義という記帳方法を採ると10万円控除になってしまうため、65万円控除を受けるには発生主義という考え方で帳簿をつける必要があります。
ただ、これはfreeeを使ったらそこまでは難しくはありませんでした。
freeeの公式ヘルプセンター記事 :
freeeは現金主義? – いいえ、発生主義の記帳に対応しています。
freeeを使うのであれば簡易簿記も複式簿記もそんなに変わらないと感じていますので、それなら少しの手間(上記参考ヘルプ記事ご参照)で65万円控除にしたほうがいいです。
※令和2年分の確定申告から、上記に加えて「55万円控除」が増え少しややこしくなります。
具体的には65万円控除を受けるには今までの65万円控除適用の条件に加えて「e-taxでの申告」または「電子帳簿保存」の条件を満たす必要があります。
詳しくはこちら↓
国税庁 -青色申告特別控除学が変わります
freeeが簡単かつ楽なポイント
freeeを使うと簡単かつ楽なポイントがこちらです。
・領収書を撮影して日付や数字を解析して読み込み(要スタンダード以上のプラン)
・銀行やカード会社から情報を勝手に持ってきて仕分けを推測してくれる
・請求書をfreeeで発行すると、売掛の登録が楽チンになる
・チャットやメールのサポートで安心
領収書を撮影して日付や数字を解析して読み込み(要スタンダード以上のプラン)
会計freeeでは、スタンダードプラン以上のプランであれば領収書の写真を撮るだけで日付や金額などの情報を読み取って打ち込んでくれる機能があります。
ぐしゃぐしゃになっていたり文字がかすれて読みづらかったりするとさすがに読めず自分で打ち込まなければいけませんが。。笑
もらったらすぐ撮影するという風に決めておけば領収書が溜まりませんので快適ですよ。
銀行やカード会社から情報を勝手に持ってきて仕分けを推測してくれる
銀行や使っているカードを登録しておくと、毎月情報を持ってきて勝手に仕分けしておいてくれます。
それらに対して「間違っているものは修正して登録」としてやっていくだけなので、日々しっかりと処理をして溜めなければかなり負担なく確定申告の日を迎えることができます。
請求書をfreeeで発行すると、売掛の登録が楽チンになる
freeeで請求書を作成すると、テンプレートや作り方を気にすることなく様式に則った書類を作成しつつ売掛登録に反映させることができます。
ハンコ(陰影)も登録しておけばデータ上で完結させることができますので楽ちんです。
1通150円で郵送代行をお願いすることもできるようです。(僕は使ったことがありません(;^_^A)
ちなみに65万円控除を受けるには発生主義をとる必要がありますので、この機能を使った際は「売り上げ計上日」を納品完了日にしておく必要がありますので要注意です。
変更は請求書の作成を進める中で出てくる「売上計上日」の欄を納品完了日に設定するだけなので簡単です。
freeeの公式ヘルプセンター記事 :
見積書・納品書・請求書を作成する
外部参考記事 :
請求日=売上計上日とは限らない 請求書ソフトとの連携に注意
もし自分で作る!と思われていたり請求書を封筒で送る際のテンプレートや折り方が必要でしたらこちらの記事でまとめていますので是非どうぞ
また、フリーランスならタダで損害賠償保障を受けることができるGMOの請求書買取サービスもありまして本当におすすめなので要チェックです。
チャットやメールのサポートで安心
記帳や確定申告が簡単とはいっても、やはり少なからず知識は必要になってしまいます。
freeeであればチャットやメールでサポートしてもらえますので、わからないことはバンバン聞いて解決しちゃいましょう。
僕もまだそんなに活用できていないので、今後はもっとサポートも活用していきたいと思っています。
フリーランスクリエイターが確定申告が簡単な理由
なぜクリエイターは確定申告が簡単なのか。
まずはここまでにご説明した「freee」をはじめとしたクラウド会計サービスを使うことで、慣れてしまえばかなり負担が少なく進められるということがベースに来ます。
その上で、クリエイターの場合は、「仕入れ」というものが基本はほとんどなく在庫もないため「棚卸し」などの面倒な記帳が発生しません。
実際、これまでにも複雑な記帳というのはほとんど無いなと感じています。
青色申告であれば、パソコンやソフトなどで30万円以上の高いものを買った際に固定資産として償却登録しなければいけませんが、それくらいでしょうか。
償却に関する外部参考記事 :
30万円未満の資産の落とし方~個人の青色申告の方向けに解説いたします!(少額減価償却資産特例)
僕が確定申告で失敗したこと
僕が個人事業主として開業してから確定申告で失敗したことを結論から言いますと、
・白色と青色申告10万円控除で数年間やっていた
・ただでさえ少ない確定申告控除を書き忘れていた
・freeeに乗り換える際に税理士に確定申告だけお願いしたがギリギリすぎて10万円払うことに
失敗については主にこちらの記事でまとめていますが、あなたに同じ轍だけは踏んでほしくないので恥ずかしいですが晒しています(;^_^A
あとは早くマイナンバーカードは取得しておくべきだなと思いつつ行動できないでいます。。
e-taxに対応するために早めに取得しなければ。。と焦っています。
オススメの税理士YouTuberと税金の本をご紹介
僕のように失敗しないためにも、税金知識を勉強していく中でオススメしておきたいYouTubeチャンネルと書籍をご紹介しておきます。
オススメの税関連YouTubeチャンネル
【税理士YouTuberチャンネル!!/ヒロ税理士】
はきはきとした語り口と様々なケースの税関連の知識をわかりやすく教えてくれます。
【税理士大河内薫の税金チャンネル】
こちらのチャンネルもかなりはきはきと税関連の知識を教えてくれるので全然眠くなりません笑
お金の授業というラインナップもあるようですので、ぜひ併せてご覧になってみてください。
オススメの税関連書籍
実際に僕が読んだ本や、最近出たわかりやすい漫画をご紹介します。
なにもわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
こちらは、おすすめのYouTubeチャンネルでもご紹介した現役税理士の大河内薫さんが漫画で税金のことを教えてくれる漫画です。
節税の知識なども漫画で分かりやすく学ぶことができますので、独立したてでしたら1200円ほどなので読んでおいたほうがいいです。
僕も独立6年目にして発売されたこちらの漫画を購入しましたが、独立してすぐにこんなわかりやすい本があったらなぁと思いました。
あらゆる領収書は経費で落とせる
こちらは元国税調査官の方が書いた書籍で、あらゆるものを経費にするためにはどのような理由付けが必要なのかという考え方が学べます。
仕事に関連付けさえすれば、飲み代、レジャー費、テレビ、車、キャバクラなどの領収書を経費で落とせると説かれています。
実践可能かはまた別の問題になってくる部分もありますが、知識や考え方として知っておくべきことが多く書かれています。
フリーランス、個人事業の絶対トクする!経費と節税 確定申告専門税理士がホンネで教える!
こちらは、
営業力アップのための化粧品代は経費にできる?
1人分の食事代は経費にできる?
など実践的ながら気になる内容を取り上げてくれている経費本です。
確定申告ギリギリで使える節税術などにも触れられていますので本として面白いし勉強にもなりますのでオススメです。
まとめ
まずは、会計freeeなどの会計サービスを利用しつつ、わからないところはチャットで質問。
さらにオススメさせて頂いたYouTubeチャンネルや書籍などで税金の勉強をして、どこからどこまでが経費になるのかを意識して使うようにすると節税レベルがかなりアップすること間違いなしです。
もし売り上げが安定してあげられる自信があるのであれば、上述した学習コストをスキップするために最初から税理士さんにお願いするというのも大いにありだと思っています。
僕の場合はそこまで大変ではないと思っているので節約もかねて自分でやっていますが、税理士さんにお願いしていれば専門的な相談ができるのも魅力だよなぁと思っています。
もし、現在税理士さんにお願いしていて
・高圧的な態度で対応に不満がある
・節税対策などの積極的な提案がない
・業界知識が無くPCやメールも使えない
・税務署の味方なんじゃないかと思っちゃう
なんていう方、これから探すけどどこで探せば。。?ということであれば、こういうサービスで地域、状況に合わせた最適な税理士さんを探してみるのも非常にありかと思います。
税理士を変更希望の方は『税理士探しの強い味方 税理士紹介エージェント』
売り文句では「希望の税理士が見つかるまで何度でも無料で紹介」してもらえるとのことです。
ここにしか登録していない税理士さんがいたり大手から独立した実力者、相続専門の税理士さんなどが在籍しているようですので当てはまる方は無料なので一度希望をだしてみてはいかがでしょうか。
節税に関してはこのブログでも体験に基づいてご紹介していますので、よろしければご覧頂けましたら幸いです。
この記事があなたの確定申告ライフに少しでもお役に立てれば幸いです。