もしあなたが個人事業主(フリーランス)なら、レギュラー案件と準レギュラー案件のクライアントワークがほぼ同じタイミングで無くなる恐怖を味わったことがあるでしょうか?
4月が近づいているせいか、担当者さんの部署替えでレギュラー案件と準レギュラー案件が立て続けに終わっていく恐怖ったらないですよ。
(31歳 フリーランス映像クリエイター)そして、まさにこれがクライアントワークのリスク。
現在の環境にあぐらをかいているだけだと、いつかぶっつぶれると実感。
— InovativeWorks@自営クリエイター向け資産構築のススメ (@Inoshita0427) February 14, 2019
2019年4月になる前に、それぞれ同時に別の会社からそのような連絡があり、
と思い知ったことがあります。
4月と言えば、人事異動などでクライアントの担当者の部署が変わることが、担当者がいなくなることでそれまで定期的にあった案件が無くなる可能性が出てきます。
(別のクリエイターに依頼される、または案件自体がなくなるなど)
もちろん引き継がれてそのまま発注されるケースもあるかと思いますが、このリスクは軽視することができないと思っています。
この記事では、そんなクライアントワークにおいて考えられるリスクをお伝えしつつ、対策を考えられればと思っています。
対策を結論から言いますと、
ストック収入のベースを早いうちから構築しておこう
ということです。
この記事では、クライアントワークに潜むリスクやその対策についてお伝えしていければと思います。
クライアントワークのリスク
・他者依存の性質が大きすぎるリスク
・時間の切り売りの側面が大きく資産を残せないリスク
・世界情勢によって仕事が全く無くなるリスク
・内製化が進み懇意の会社が離れていくリスク
他者依存の性質が大きすぎるリスク
これは文字通りで、フリーランスとして自由に生活しているはずなのに、結局他者に生殺与奪権を握られてしまっているという側面が大きく、個人的にどうにかならないかなと一番思っている部分です。
レギュラー案件が無くなったお話もまさにこのリスクによって発生したためです。
自分で収入を作るための資産構築については後述しますが、クライアントワーク一本ではいずれぶっ潰れる時が来ると懸念しています。
ちなみにレギュラー案件2本が無くなって得られなくなった金額は年間想定でざっと
340万円くらい
でした。
幸いほかの案件のおかげでブログもしながら問題なく生きられていますが、綱渡り感がいなめないですよね笑
時間の切り売りの側面が大きく資産を残せないリスク
これも僕が以前したツイートです。
クライアントワーク1本だと時間の切り売りの割合が高すぎるので、
ストック所得の道を用意したほうがクリエイターとしては良いことづくめ?・制作欲も満たせる
・時間も作れるただしクライアントワークでも高単価で圧倒的に稼いで投資フェーズに持っていくのは完全に有り!
だと思っています。
— InovativeWorks@自営クリエイター向け資産構築のススメ (@Inoshita0427) July 2, 2019
クライアントワークは思いっきり時間の切り売りになってしまうということから発生するリスクです。
大きく稼げるのであれば、一気に資産を作ってしまってクリアできるのですが、誰しもそれができるほど甘い世界でもないです。
特につらいのが、クライアントワークで納品した映像はそれ以降お金を生むことはほとんどのケースでないという点です。
単純に老後までクライアントワークだけでは仕事をどれだけもらっていけるかという点でも少なからず不安がありますね。
1ヶ月かかって30万円とかであれば、ほかの資産になる作品を自身で生み出しり、お金を生み出すことに役立つ知識を身に着けた方が後々の自分を助けることになるのではないかなと考えています。
なのである程度金融資産ができてきたらそういった方向にチャレンジしてみるのは大いにありなんじゃないかなと思います。
(僕は言うほど金融資産があるわけではないですがチャレンジを始めています(;^_^A)
世界情勢によって仕事が全く無くなるリスク
クライアントワークで発生する映像制作はほとんどが
・広告
・ゲーム
・エンターテイメント系
の映像になるかと思いますが、リーマンショックのような大きなネガティブイベントが発生すると仕事が激減するリスクがあります。
これは自身でストック資産を築いていても大きく影響を受けると思います。
ただ、そのイベントが発生するまでにベースを構築していればクライアントワークのみで生活していくよりは安定感が大きく異なると
考えています。
案件が無くなっても自分でやることを生み出せるというのは結構精神的にも安定感が生まれると考えています。
内製化が進み懇意の会社が離れていくリスク
近年では、制作案件の内製化が進んできています。
メルカリやサイバーエージェントなどを筆頭に、5Gという事情も絡んで今後さらに多くの企業が取り組んでいくと考えられます。
さすがに動画案件自体が増え続ける世の中ではありますので枯渇するなんてことはあり得ないと思います。
しかしこの問題は下請けで食べていく以上看過することはできないリスクの一つには間違いありません。
クライアントワークリスクへの対策
対策としては冒頭でも書きましたが、
ストック性のある収入のベースを構築しておこう
ということになります。
具体的な例としては、これらが挙げられます。
・ブログやYouTubeなどのコンテンツプラットホームの収益化
・株式配当などの不労所得
・専門的なストック資産
ブログやYouTubeなどのコンテンツプラットホームの収益化
ブログやYouTube、TwitterやInstagramなどの情報を発信しつつ収益化もできるプラットホームを一つは育てておいた方がいいと考えています。
特に「信頼を稼ぐ」というような意識で取り組むと今後の”フリー”クリエイター人生において大きな助けになると個人的には信じています。
超有名ビジネスマンのホリエモンさんも
「お金なんかどうでもよくて、これからは信頼が一番大事だよ」
といろんなところで発言されてますね。
株式配当などの不労所得
株式、ETFなどで配当を得られるようにしておくと安定感が違ってくるんじゃないかなと思っています。
年間配当では高配当と言われるもので大体3~5%のケースが多いかと思いますので、500万円くらい株資産を持っていれば年15~25万円(月々で1.25万~2.1万)くらいのお金を生み出してくれる想定になります。
正直これだけでは心もとないですが、固定費の削減や、他のストック所得と併せてコツコツ積み上げれば十年後くらいには生活の大きな柱となる可能性は大いにあります。
あまりに小額ですとさすがに非効率ですので、その場合は自己投資に回していくといいですね。
専門的なストック資産
例えばクリエイターであれば、CGソフトを使えばいくらでもお金につながるものを生み出すことができると考えています。
具体的な例としてはこのようなものが考えられますね。
・プラグイン販売
・スクリプト販売
・プリセット販売
・素材販売
・テンプレート販売
・チュートリアルなどの技術販売
・作品販売
・講座や教室、コンサル
稼ぎ方の種類などについては、以下の記事でもメリットデメリットに触れつつ収益化の方法をお伝えしていますのでよろしければご一読ください。
ストック型収入を増やすと何がいいのか
ストック型の収入源が増えると、お金を稼ぐために働く時間を大いに削減できます。
その分を趣味やさらなる資産の生産、勉強などに費やしてより豊かな方向性に進むことができるのではと思っています。
また、ストック収益のベースがないと仕事がなくなったときに途方にくれてしまいますが、ベースがあると
と前向きに生きることができます笑
割と今の僕がそうで、ブログや素材販売の収益はまだ全然少ないんですが1ヶ月近く案件が無い時でも逆にうれしくなります笑
ランニングとかも気兼ねなくできます笑
さらっと書きましたが、1ヶ月近く案件が無いというのはフリーランスとして7年生きてきた僕の場合ですが間々あるケースで、これがもし続くとと思うとやっぱりクライアントワークのリスクを感じざるを得ません。
まとめ
クライアントワークのリスクを把握したうえで、
・今後あなたがどうしたいか
・どうなれば楽しい/うれしいか
という点を、ストック性のある収入源も考慮に入れて是非ご検討頂ければ可能性が広がるかもしれません。
僕はこれまで、クライアントワーク以外に
・ニコニコ動画での素材で収益化
・(超微小ですが)素材販売
もしていましたが、そこにさらにこれらを育成中です。
・ブログ
・twitter
・コミュニティ運営
・さらなる素材販売
成功したらそのノウハウをこのブログやtwitterなどで共有していければと思っていますので、ぜひメルマガ登録やtwitterのフォローして頂けると幸いです。
もしあなたがクライアントワーク脱却を目指すのであれば、ぜひとも一緒に頑張っていきましょう。
あなたのフリーランスライフを心より応援しております。