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“専門分野を伸ばすorいろんなことに挑戦する”フリーランスはどっちがいい?

"専門分野を伸ばすorいろんなことに挑戦する"フリーランスはどっちがいい?

専門分野を伸ばす or いろんなことに挑戦する? フリーランスにとってどちらが良いか

フリーランスとして活動する中で、よく直面する悩みの一つが「専門分野に集中すべきか、それとも新しいことに挑戦すべきか」という問いです。

僕自身も、YouTubeやブログ、商品開発、素材販売など様々なことを試してきました。
その経験から得た結論を共有したいと思います。

一番最後のまとめに究極の学びを書きますのでそれだけ読んで頂いてもかまいません笑

専門分野を伸ばすことのメリット

まず、専門分野を深めることは、フリーランスとしての収益に一番直結しやすいこと請け合いです。

例えば僕みたいなモーショングラフィックス系フリーランスでいうと、AfterEffects技術や表現の向上、3DCGの導入、営業強化、業務拡大(ARなど新技術、新規市場への対応)、規模拡大などがあげられます。
ここでリソースを割きまくればSNSとかも究極やる必要はないかもしれません。(ウェブサイトか窓口としてのSNSなどは必要になりそうですがその立ち上げや場合によっては運営は外注にてお願いすればいいですね)

特定のスキルや知識を磨き続けることで、その分野でのスペシャリストとしての地位を確立し、他の競合との差別化が図れるためです。特に、顧客やクライアントは「この分野に強い人」を求めることが多く、信頼性が高まることで継続的な仕事や紹介に繋がる可能性が高いです。

僕の経験では、モーショングラフィックス(ひいてはAfterEffects作業における柔軟性と丁寧なやりとり)に特化することで、長くお付き合いできる取引先の皆さんとの関係を築けるようになり、ある程度の収入源を確保することができました。

ただ、僕の場合は“受注業務がなくても生きていける”を目標としている手前、最初に書いたようにSNS,ブログ,YouTube,素材販売,コミュニティ運営,投資,仮想通貨などなどいろんなジャンルに手を出し過ぎて多くが中途半端な感じになってしまっているという現実もあります。

もし映像関連の実業だけに一気通貫していたらもう億くらいは資産があったかもしれません笑

いろいろやるとそれに対する

・学習コスト(資料代など)
・時間的なコスト(学習にかかる時間)
・運営コスト(サーバー代と運営にかかる時間など)

が割と大きくかかってしまうので、無駄な費用と貴重な時間も浪費しかねないんですよね。

そういう意味で、専門分野に特化しまくるというのはなんだかんだ一番強いのかなといろいろやった結果感じています。

いろんなことに挑戦することの意義

一方で、専門分野にこだわりすぎてしまうと、本当に怖いくらい変化の激しい現代社会において柔軟性が失われる危険は正直あるなと感じています。

そうでなくても、デジタルネイティブでPCの扱いや世界中の高品質なものを見てきた若者たちが安い受注価格でフリーランスなんかとして続々参入してくる中で生存し続けるのもなかなかのものです。

なので、新しいことに挑戦することで異なる視点やスキルを身につけることができ、結果的にフリーランスとしての可能性が広がります。

専門分野にこだわらないことへの挑戦でいうと、Uverや移動型販売車、タクシー業務、タピオカ屋さんやエアコン掃除や電気工事屋さん、不動産業や食物生産などがあったりするでしょうか。
ほかにもあるかもしれませんがこれ以上はちょっと思いつきませんでした笑

これらはたとえば映像業がデジタルネイティブ有能若人の台頭だったり、はたまた映像業界自体がAIの急激な発展で外注が不要になるレベルで映像系フリーランスが死ぬような事態があった場合にヘッジとして機能することは考えられます。

僕自身においては、SNS,ブログ,YouTubeなどは本当に必要だったのかな?というのは少し感じたこともありましたが、マーケティング的な考え方やいろんな情報の扱い方、営業の一環といった形で身になりました。

また、AIという新規格にも積極的に触れるようにしていたことでAfterEffects用のエクステンションの開発や、自分では作りづらい素材(湯気で構築された○○みたいなやつ)が受注案件で必要になったときにChatGPTで生成したりして活用できたりもしました。

そういったものが後々差別化や新しい可能性への道につながることもまた真なりと感じています。

専門分野とシナジーがある”いろんなこと”を挑戦するのがベター

最終的には、専門分野を伸ばしつつ、その分野に関係する、またはシナジーがある新しいことに挑戦するのが理想的ではないかと考えています。

例えば、映像クリエイターにシナジーがありそうなものといえばAIやAR,VR関連の技術習得、チュートリアル/素材販売などでしょうか。
チュートリアル販売や素材販売であれば学習コストは限定的になりますし、ストック所得を構築することができます。

AR,VR関連は今後大きく伸びるであろう市場ですし、参入障壁も決して低くないので映像技術を生かしてARで使える映像と一緒に売り出すとかいうこともいい差別化&業務展開につながりそうです。

ブログやYouTube,SNSで自分の技術を発信することも、新たなクライアントとの接点が生まれたり、自分の商品/サービスを喧伝する媒体や機会につながるので付随的なシナジーがあるといえばありますが、少し学習と運営コストはかさみます。

シナジーがないUberやエアコン工事屋さんになるというのも面白いですが、体はひとつしかないので慎重に考える必要はありそうですよね。

つまり、「専門分野を伸ばすこと」をベースにして、それを活かしつつ学習コストと運営コストがあまりかからない「新しいことに挑戦する」ことで、仕事の幅を広げ、フリーランスとしての生存率を上げることができると考えます。

まとめ

結局どっちなの?という感じになってしまいそうですが、投資でもなんでも自己責任、自己調査(DYOR)の上で意思決定をし続けなければいけないんですよね。

今回は両方のリスクや懸念点などに加えて、僕がこれまで取り組んできたり失敗してきた中で感じたり考えてきたことを少しでもお伝えできればなと思った次第です。

そして、どっちの方向性にかじを切るとしても、いろんなことをやったうえで僕が学んだ最重要事項が

継続と向上

これにつきます。

始めるのも難しくはあるんですが、それを継続し続けるのがどれだけ難しいことか。。。

現状維持はとても楽ですが、ぜひコンフォートゾーンを一緒にぶち破っていきましょう。

取っ散らかった内容でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。

Inoshita Kazuki
InovativeWorks
フリーランス映像クリエイターの37歳。

実際の経験から過去の自分に教えたいことをメインに,フリーランスに必須だと感じたことを主に発信します。
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