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フリーランスとして信頼を得る方法【初動のやり取りのテクニック編】




初めて依頼をもらったクライアントから、なぜかリピート依頼に繋がらないなぁということ、ありませんか?

もしかすると、やりとりの中のどこかで信頼が薄らいでしまっているのか、他の信頼が厚いフリーランスに案件が流れてしまっているのかも。

そんなときはやりとりの仕方ちょっとした断り方提案の言い回しでせっかくのつながりがオフラインになってしまうのを防ぐことができるかもしれません。

僕は、ありがたいことに継続して依頼を頂けることが多い(と勝手に思ってる)のですが、もし僕がやりとりの中で意識していることにエッセンスがあるとすれば、それをお伝えすることで誰かのお役に立てるかもしれないと思いこの記事を書くに至りました。

この記事では、その僕が意識していることなどを経験も交えつつお伝えさせて頂ければと思っています。



フリーランスとして信頼を得るために初動のやりとりで気をつけること

では、具体的にどのようなことを意識すると良さそうかという点をご紹介させて頂きます。

これらを意識して実行に移すことができれば、一般的な信頼度は少なからず高まるはずです。

レスポンスの速さ

これはシンプルに、メールなどの返信を早くするだけです。

例えば、自分が仕事を依頼する側になったことを想定した場合に、返事が遅い人よりも早い人の方が「こいつデキるな。。!」と感じると思いませんか?

これだけで相手からの見え方と信頼度が良くなるので、すぐに取りかれて効果的な手法の一つです。

どのくらいが早いと言えるか

これは相手によって異なるので一概には言えませんが、個人的な感覚では10分以内に返せていればかなりいいほうだと感じます。

ちょっとしたことでもいいので、とりあえず返信を早く適切にするように意識してみるといいことがあるかもしれません。ネガティブな状況も、伝えないよりは伝えた方が相手も助かります。

・承知致しました。
・ありがとうございます。そのように致します。
・お忙しいところ恐縮ですがお待ちしております。
・検討中なので、〜ほどお待ちいただけますでしょうか?
・ただいま準備中なので、~分ほどかかるかと思われます。すみませんが少々お待ちくださいませ。
・申し訳ございません。少しだけ遅れております。

などなど

上記のようなイメージで、言い方は考えつつ短いワードでも自分の状態と、それによってどうなるかなどを伝えられると相手も今後の動きを考えられるので親切ですね。

 

もちろん、速さを意識しすぎて相手のメールを良く読みもせずに返信してしまってマト違いのことを言ってしまったり情報の欠落が発生してしまったりすると信頼パラメータが減るだけなので少しずつでも適切さと速さの感覚を身につけていきたいですね。

できないことは拒絶ではなく提案が◯

クライアント
クライアント
こういう雰囲気でこの制作をお願いできないかしら?

という依頼があって、その全ての実現が自分では難しかった場合に、

依頼されたフリーランス
依頼されたフリーランス
無理ですね。他の人にお願いして下さい。

なんて言ったら二度と仕事は来ないですよね?(これは極端ですが。。)

ではどうするかと言いますと、例えば依頼の中で自分にできることがあったら

依頼されたフリーランス
依頼されたフリーランス
こことここはできます!ただ、ここは難しいのでちょっと見え方は変わりますがこういう手法はいかがですか?

というような言い回しであれば、ハマれば受注に繋がりますし、ハマらなくても次もこの人に聞いて見たらなんとか回りそうだなと思ってもらえることでしょう。

上記を予算バージョン(依頼に対して予算が安すぎる場合)で考えてみますと、

こことここは予算内でできます。ただ、ここまでやると予算内では実現が難しいのでちょっと見え方は変わりますがこういう手法はいかがですか?

と応用して使えるのではないかなと思います。

スケジュールを提案

クライアント
クライアント
このスケジュールなんだけど、受けてもらえそうかしら?

このような連絡に対して、スケジュールがハマらず泣く泣く断ることは多いと思います。
忙しくて受けられそうにない場合、

依頼されたフリーランス
依頼されたフリーランス
無理ですね。他の人にお願いして下さい。

なんて言ったら二度と仕事はこないですよね?
どういうのが丁寧なのでしょうか?

依頼されたフリーランス
依頼されたフリーランス
すみません。。そのタイミングはちょっと体が空いていませんでして、例えば◯日からでしたら動けますがいかがですか?

このように返しておけば、受けたいという意思は感じられますよね?

この人はちゃんと提案してくれるんだなという雰囲気が、相手への信頼に繋がると思っています。

どうしてもダメな時の「紹介」

これまでの「別案を提案」と「スケジュールを提案」でハマらない場合、もうひとつの手法があります。

それが、この紹介しちゃうやり方です。

紹介者
紹介者
僕は体が空いておらず難しいのですが、知り合いで適任を知っているのでご紹介しましょうか?

しかし、こんな心配もあるかもしれません。

紹介者
紹介者
とはいえ優秀な人を紹介してしまうとクライアントを取られてしまうんじゃ。。

この懸念は非常にわかりますが、仮に紹介しなかった場合は信頼ポイントも少し減り、本当に知らないクリエイターに話が行ってしまうだけなんですよね。

であれば、知り合いの間で回せた方がおトクに済む確率は高くなるだろうという算段です。

もし知り合いがいない場合は、さまざまな映像のプロがひしめき合っている映像クリエイターズギルドで募集してみるのも一つの手ですよ^ ^

相手が意識してなかったような質問をぶつける

初動の段階では、まだ案件の詳細ははっきりと決まっていないことも非常に多いです。

そんな中では実はクライアントも何が必要なのか把握できていないので、それを気づかせてあげることで信頼ポイントに少しボーナスがつきます。

素材の支給はありますか?
フォントの指定はありますか?(or レギュレーションはありますか?)
制作サイズは?
放映する環境は?
自分がイメージできる範囲で参考映像を探して来て見て、こんな感じですか?と送ってあげる

などなど

これはほんの一例なので、実務に携わっていないと気づかないような点でお気付きの点で大事な事項があったら確認するとお互い幸せになれます。



まとめ

いかがでしょうか?

僕はここまででお伝えさせて頂いた事項に出来る限りは気をつけるようにしていまして、

クライアント
クライアント
早くにご返信いただけて助かります!
クライアント
クライアント
こういう確認をして頂けるのは助かります!

など言っていただけることが増えて来たような気がしています。

 

技術がめちゃくちゃ優れている人よりも、一緒に仕事がしやすい人の方が長期的に見たら重宝されますので、やりとりの初動の段階ではこういう点から信頼を積み重ねていけるとみんなが幸せに仕事ができて信頼にも繋がること請け合いです。

ただ、少なからず技術も必要にはなります。AfterEffectsを勉強される場合はこちらでTurorialをまとめています^ ^

また、僕がフリーランスになってから案件を獲得したやり方もこちらで公開していますので、よろしければご一読いただけると幸いです。

初歩的な部分ではありますが、一緒にフリーランスの波を切り抜けていくために、エッセンスの一つとして実践してみて頂けたら嬉しい限りです。

近々「案件が動き出してからのやりとり編」も記事にしていければなと思っています。



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Inoshita Kazuki
InovativeWorks
フリーランス映像クリエイターの33歳。

実際の経験からフリーランスに必須だと感じたことを主に発信します。
過去の自分に教えたいことをメインに構想を練っています。
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