フリーランス

個人事業主(フリーランス)は屋号を付けた方がいいのか?【7年の経験からの結論】

個人事業主(フリーランス)は屋号を付けた方がいいのか?【7年の経験からの結論】




独立するけど屋号っているのかな?
個人名で独立して数年たつけど、屋号ってあったほうがいいのかな?

あなたはこんな悩みはお持ちでしょうか?

僕の場合ですが、会社を独立してフリーランスになろうと思った際に一番悩んだのが屋号でした。

Webサイト用にドメインも同名で取得しようと意気込んでいたため、独立前にうんうん唸って業務中に給料をもらいながら最適なものを考えていました笑

そんな屋号について、僕が実際に7年間「InovativeWorks」という屋号でやってきた僕が必要と感じているか不要と感じているかをこの記事ではお伝えしたいと思います。

余談ですが、屋号を記入して提出する「開業届」の作成にあたっては、今から開業されるなら開業freeeを使うことで簡単に的確な書類を作ることができますので、無料なので使わない手は無いかなと思いますよ。



個人事業主(フリーランス)は屋号を付けた方がいいのか?【7年の経験からの結論】

個人事業主(フリーランス)は屋号を付けた方がいいのか?【7年の経験からの結論】
個人事業主(フリーランス)は屋号を付けた方がいいのか?について、

早速ですが結論としましては

実務的には不要だけど無いよりは有った方がいい

と考えています。

「なんだかあいまいな結論だなぁ」という感じですが、多少噛み砕くと

屋号があることで面倒な時もあったりするし、屋号によって仕事につながるということはほとんどないけど、相手や自分に与える心理的な効果やデメリットの薄さ、ブランディング面から考えると無いよりは有った方が良い

という感じです。

僕の場合は独立当初から屋号を付けていたので実際に屋号ナシの場合の不利益の実態については知り得ていないというのはあらかじめお伝えさせて頂きます。

イノシタ
イノシタ
ちなみに屋号を持つことは必須ではありません。

仮にウェブサイトを持ったり、ブログをやるにしても、ドメインと屋号を併せておいた方がブランディング的な方向にもっていきやすくはなります。

ただ、仕事においてやり取りする上で屋号が無いと困るような場面は基本的になかったです。

ちなみに、満足いかない屋号にしてしまった場合でもあとから簡単に変更できます。
変え方は確定申告の際に新しい屋号を記すだけなようですので、ハードルは非常に低いですね。
(いろんな契約書などに屋号を書いていると書き換えが必要な場合にかなり面倒ではありそうですが。。。)

そんなこんなで、「一般的に考えられている屋号をつけるメリット」「つけたことで感じたデメリット」「屋号があってよかったなと思った瞬間」を体験を交えて順に書いていきたいと思います。

意外と大事なことも書いています。

屋号をつけることで得られるメリット・デメリット

屋号をつけることで得られるメリット・デメリット
一般的に考えられる屋号をつけることで得られるメリットをご紹介していければと思うのですが、その前にそもそも屋号って何なんでしょうか?

一般的な概念を簡単に説明するとこんな感じの役割のものになります。

・会社で言うと「会社名」
・お店なら「店舗名」
・YouTubeなら「チャンネル名」

これを見ると重要そうな感じになってしまいますが、上記ほどの重要性のある役割を果たしたことは個人的には無かったんじゃないかなと感じています。

屋号のメリット

それでは屋号を付けることによるメリットですが、以下のものが一般的に言われています。

・取引先から信用を得やすい
・印象に残りやすい
・複数屋号を持つことも可能なのでカテゴリー分けできる

取引先から信用を得やすい

これは、実感としては正直わからないところなのですが、「ありそうと言えばありそう」な感じはします。

心理的な問題だと思うのですが、やっぱり「なんかちゃんとしてそう感」は出ますよね笑

もしあなたが会社を運営していて、外注に出そうと思ったケースで想像した場合、

屋号が無いよりはあった方が信頼感はあるけど、別に個人名でも問題なし

という感じがするのではないでしょうか。

こういうこともあり、「実務的には無くても問題ないけど、ブランディングや意識的に合った方が無いよりはいい」というあいまいな結論に至ったというところです。

正直いろんなイベントでかなりの量の名刺交換をしてきた僕ですが、屋号があってもほとんど覚えてないですし、「屋号があるから」というよりは「実績の内容」「普段関わりがあるかどうか」のほうで仕事が発生するほうに本質がある気がします。

余談ですが、仕事用に通帳を作る際は「屋号入りがいいよ!」なんていう話もありますが、僕は屋号ナシの個人名義で作っていまして、問題があったことは全くありません。

印象に残りやすい

これは印象に残って思い出してもらえる確率が上がるというものだと思います。

これに関しては、インパクトがあったり非常に覚えやすいものであれば多少効果はあると思います。

ただ、やはり重要なのは「リアルの関わり具合」「実績」のほうなので、本質ではないかなと感じます。

ただし、事業にうまく絡ませた屋号であれば初対面でも簡潔にイメージを伝える役割を果たしてくれて、

とりあえずあの人に連絡してみるか

と先行して連絡をもらえるケースもあるかと思います。

例として、映像業ならビデオが付いたり、それが連想されるようなものだと効果を発揮するケースはあるかもしれません。

複数屋号を持つことも可能なのでカテゴリー分けできる

普通複数屋号を持とうなんて思わないので僕も最近まで知らなかったのですが、屋号は複数持つことができるらしいです。

「個人事業主」というくらいなので、複数の事業を持っていてもおかしくないですからね。

そのように複数の事業(特にジャンルが異なるようなもの)で取引先が分かれたりするような場合には、カテゴリー分け的な意味合いで複数持てるというのはアリなのかもしれませんが、メリットとまでは言えないようなポイントですね。

屋号のデメリット

逆に、実際に感じたことがある屋号を付けたことによるデメリットにつきましては、一つ思い当たるものがあります。

それが、

変に長い屋号にしてしまったため、書類やネットで屋号を書くときにちょっと面倒くさい

というものです笑

銀行に住宅ローンを借りる際や、ネットで屋号を書く際など、割と屋号を書いてくださいという欄があったりするのですが、「InovativeWorks」と地味に長いものにしてしまったために量がかさばってくると割と手間に感じることがあります。

これを解決するために、屋号をつけるのであればできればこれらの要素で構成されたものがオススメかなと思っています。

・短く簡潔に
・事業がわかるような
・センスを感じる

逆に言えば、別にデメリットというデメリットも無いので付けておくことに越したことはないという見方ができますね。

屋号があってよかったなと思った瞬間

屋号があってよかったなと思った瞬間
これも、大した話ではないのですが、屋号があってよかったと思う瞬間は、

ビジネスしてる感が出せる気がする時

です。

くだらないようですが、これは意外と意識的な面で重要かなと思ったりします。

ビジネスしてる感から生まれる変な自信のようなものって、自分を暗示にかけるようなイメージで、結構心理的に効いている部分もあるんじゃないかなと思う瞬間はあります。

逆に言うとそれくらい雰囲気的な役割しかないとも言えますので、実務上は不要なんですよね。

あくまでもブランディング含め、世間へのけん制くらいの考え方でいいのかなと思います。



まとめ

屋号を付けることで得られるメリットは実務にもそんなに関係なく影響も大きくはないですが、デメリットもほとんどないため独立前に考える余裕があるようでしたら付けてみてもいいのかなくらいの存在だと考えています。

僕の場合は独立してすぐにドメインと屋号を紐づけていたのですが、そうすると必然的にメールアドレスも独自ドメインのものになりますので、信頼度を錯覚させる効果は多少あったのかななんて思います。

それが6年後にこのブログにつながってくるとは当時全く考えていませんでしたが、今になってみれば無いよりは有ってよかったなと思います。

変更することが無ければ、個人事業主でいる間はずっと付き合うものなので、是非この要素を満たした素晴らしい屋号を考えてみてください。

・短く簡潔に
・事業がわかるような
・センスを感じる

とはいえ、長くても書類に屋号を書くときにちょっと面倒なだけですから納得がいくものにするのが先決ですね。

今では開業届を出すにも、全自動のクラウド会計サービスfreeeがやっている開業freeeなんていう無料で簡単なサービスがありますので、サービス内容だけ画像でご紹介しておきますね。
開業freeeのトップ画面(見づらい場合は、すみませんが開業freeeのページの方でご覧くださいm(__)m)

質問に答えるだけで問題のない開業届が作成できるのでこれから開業届を出されるのであれば使わない手は無いと思いますよ^^

 

それでは、あなたの輝かしい個人事業主ライフを心より応援しております。



重要な情報が届くかも!?

inovativeworksのメールマガジン登録はこちら

Inoshita Kazuki
InovativeWorks
フリーランス映像クリエイターの33歳。

実際の経験からフリーランスに必須だと感じたことを主に発信します。
過去の自分に教えたいことをメインに構想を練っています。
\ Follow me /