僕たち映像クリエイターの多くは、クライアントワークという形で他人のビジネスや目標の実現を支援しています。
それは立派な仕事であり、価値創造であり、確かな収入を生み出す大切な活動です。
しかし、その営みだけに終始していては、よっぽど大きく稼いで資産を構築できない限り僕たちクリエイター自身の人生は永遠に”ラットレース”の中を走り続けることになってしまいます。
ラットレースって?
「ラットレース(Rat Race)」—— この言葉を知ってますか?
実験用のネズミが、餌を求めて迷路を走り回り続ける様子から来ている言葉です。 ロバート・キヨサキは『金持ち父さん 貧乏父さん』の中で、このように表現しています:
「高い給料を得ても、より高い支出が待っている。昇進しても、より大きな税金と支出が待っている。これが、ラットレースだ。」
映像クリエイター/フリーランスとして生きる私たちも、同じような状況に陥りがちです。
- より多くの案件を取る
- より多く働く
- 人手が必要になりより多くの経費が発生する
- お金が手に入るが税金が上がり、生活レベルも徐々に上がっていく
- より多くの案件が必要になる …という終わりなき循環
じゃあどうする?
重要なのは、じゃあどうするか?ですよね
こちらのポストで書かせて頂きましたが、自分の時間をちゃんと自分だけのビジネス(利益)につなげていきたいなということに尽きるかなと思ってます。
受注制作はクライアントの成功を支える大切な仕事ですが、=貴重な時間を他人の利益(ビジネス)のために使うということになります。(もちろん受益はありますが)
それだけだとラットレースの一部として周りつづけないとなので、自分の時間を自分の利益(ビジネス)につなげていく作業も重要だと考えます。
— イノシタ@フリーランス×映像クリエイター (@Inoshita0427) October 30, 2024
そんな時間ないよ。。。
とはいえ、何かを始めたとしても初期投資としてお金が必要だったり、それなりに準備と立ち上げの時間がかかります。
素材を売るにしても素材を作る時間がかかったり、アップロードや管理、プロモーションにもそれなりに時間がかかるんですよね。
そして、受注業務も”自分のビジネス”が立ち上がるまでは収入の一環としてないがしろにできないです。
なので受注業務とオリジナルサービスにかける最適なバランスが必要になります。
初期としてはこんな感じでしょうか。
時間の分配例
- クライアントワーク(70%)
- 安定した収入の確保
- スキルの向上
- 人脈の構築
- 自己投資(30%)
- 自分のプロダクト開発
- 知識のアップデート
- 新しいスキルの習得
- 自分のビジネスモデルの構築
実践のためのステップ
やろうとなったらざっくりでもこういったものがあるとモチベーションにつながります。
- 現在の時間の使い方を記録(これけっこう無駄な時間が目に見える化するのでおすすめです)
- ビジョンを明確にする
- 5年後のビジョンを描く
- 必要なスキルや資源をリストアップ
- 具体的なマイルストーンを設定
- 実行計画
- 週単位での時間配分を決める
- とにかく手を付けるという気概
まとめ
クライアントワークは、技術と経験を活かして他者の成功に貢献するやりがいのある確実に立派な仕事です。
しかし、それだけではいつか積むときが来た時に立ちいかなくなってしまうでしょう。
自分の時間を「賢く回す」ことで、ラットレースから抜け出し、 真に価値のある循環を作り出すことができるのかななんて思ってます。
ビジネスを立ち上げるのは一朝一夕ではいきませんが、映像はツールを作ったり素材を売ったり、教材を作ったりなど幅広く何かをすることができる可能性がある業種なので何かアイデアがあったら挑戦してみるのも刺激にも財産にもなるのでおすすめですよ!
ラットレースで迷宮を走り回りながらでも、時間は貴重なのでこつこつと自分の人生を回し始めたいところです。
冒頭でもちょろっと名前を出しましたが、金持ち父さん貧乏父さんは一読の価値がある本だと思います。
この本に出会ったとき、僕は毎日数時間の睡眠時間で働いて、それなりに収入もあったのに、なんだか将来への不安が消えない。
そんな日々を送っていた中、この本が話題になっていたので読んだんですが、「お金」と「時間」について、新鮮な考え方が学べました。
特に印象的だったのは、「資産」と「負債」についての考え方です。
「当たり前」だと思っていた働き方や、お金との付き合い方が、実は自分自身を追い込むラットレースを作り出しているのかもという気付きになるかもです。
もし、あなたも今の働き方に何か物足りなさを感じているなら、試しにこの本を手に取ってみるといいかもしれません。 きっと、「お金」や「仕事」、そして「時間の使い方」について、新しい視点が得られるはずです。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました!