新NISAでの運用について投資歴8年の僕の投資方針が固まったので、どう考えたのかなど備忘録として書きました。
いち素人のポートフォリオを見ても仕方ないよ!と言われてしまいそうですが、なにかしら得てもらえるものがあったら嬉しいなという思いです。
新NISAは、長期的な資産形成を目指す投資家にとってとても魅力的な制度です。
でも、正直何を買えばいいの?という感じは否めませんよね?
オルカンでいいんでしょ?とそれだけ買っても正直つまらないし、他の組み合わせにパフォーマンス負けたらいやだなぁとか、暴落したときに怖くて売っちゃった!なんてことにもなりかねない人にも今回の組み合わせは割といいんじゃないかなんて思ってます。
簡単に概要を説明した後、具体的に僕がどのような方針で運用していくかについて注意点を交えて書いていきます。
新NISAとは?
まずは軽く新NISAについて触れると、これまでのNISA制度が見直され2024年から新たに導入された非課税の投資枠制度です。
主な特徴は、以下の通り。
- 非課税限度額が拡大
年間最大360万円(積み立て枠120万円・成長投資枠240万円・最大合計1800万円で成長投資枠は最大1200万円の原資)まで非課税で投資が可能 - 積み立て投資枠と成長投資枠の2つに分かれる
- 積み立て投資枠(年間最大枠120万円):長期的に資産を増やすことを目的とした積み立て投資が対象。
- 成長投資枠(年間最大枠240万円):少しリスクを取っても、成長が期待できる銘柄やETFに投資する枠。
- 非課税期間が無期限化
現行NISAのように非課税期間が決まっているわけではなく、無期限に非課税で運用することが可能。
楽天のNISA説明ページを貼っておきます。
これで行きます
新NISAでは、以下のようなポートフォリオをざっくり枠の3分割で組むことにしました。
1. 積み立て投資枠:iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
積み立て投資枠では、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスに投資する予定です。
米国の主要テック企業に分散投資でき、長期的な成長が期待できる米国ETFのQQQと同等です。
QQQが良かったんですが積み立てNISAの投資枠でQQQに相当するものがこれしかなかったので経費率が少し高いですがこれにしました。
ボラティリティは高く、現在高値圏なので暴落も近々ありえますが、積み立てなので気にせず機械的に買っていく形です。
S&P500にしなかったのは、この後紹介する増配系銘柄である程度カバーできるんじゃないかと考えているからです。
2. 成長投資枠:楽天・高配当株式・米国ファンド(通称:楽天SCHD)とVIG
成長投資枠では、配当をもらっていく方向で以下のファンドとETFにしました。
- 楽天・高配当株式・米国ファンド(通称:楽天SCHD)
米国ETFのSCHDという銘柄に唯一投資できるファンドです。投資信託につき100円から買えるので、配当金再投資や買い増しを含めて扱いやすいと判断しました。
増配率、値上がり率ともに高い水準で、有名なVYMなどより高いパフォーマンスが期待できます。配当は3.4%程度ですが、過去の成績から増配率が毎年10%程度期待できるのでインカムゲイン、キャピタルゲインともに超長期で見るとおいしくなりNISAの非課税を有効活用できる見込みです。配当月は2,5,8,11月です。
- 米国ETFのVIG(バンガード 米国増配株式ETF)
こちらは、米国企業の中でも増配傾向にある企業に投資するETFで安定した配当と成長の両方を狙うことができる点が魅力です。
こちらは配当は1.6%程度と低めですが、増配率や成長率でSCHDといい戦いができてる有能なETFです。
こちらも超長期でNISAの非課税がうまく利いてくれると願います。ドルで配当がもらえるので、円安が進みまくったとしてもETFの円建て評価額もあがり逆にうれしくなる形です。配当月は3,6,9,12月です。
- 米国ETFのVIG(バンガード 米国増配株式ETF)
増配銘柄なので、できるだけ早いうちに満額埋めたいと思ってますがいつになるやらです笑
3. 配当の再投資戦略
配当は基本的に600万円ほどになるまで楽天SCHDへ再投資していく方針です。
100円から配当を再投資できるので、こまめにリターンを再投入し、さらに資産を増やしていくつもりです。
再投資することで、複利の効果を最大限に活用し、長期的な資産形成を目指します。
iFreeNEXT NASDAQ100インデックスでは分配金がないのでNISA枠を消費せず効率よく資産を伸ばせるかなと。
逆に配当金の再投資はNISA枠を使うので600万円(VIGも600万円で合わせて1200万円)の枠が埋まった後は特定口座で楽天SCHDやVIGなどを買っていく形になる想定です。
配当株の定額積み立ては安い時だけでなく高い時も買うのでバリューが良くないという強者が多いのですが、タイミングを見計らうことができたらせわないよ!ということで着々と積み立てつつ暴落があってキャッシュが手元にあったらアツく買うというような感じでいいかなと気楽に考えてます。
アメリカ優位な限りは暴落でも買い増しチャンス!これでのんびり行きましょう。
楽して増やそう!と値幅が大きい銘柄にデイトレとかスウィングとかし始めるとマジで一気に資金が溶けます。のんびり着実に増やすのが僕みたいな凡人には近道なんです…笑
これが8年ほど投資をやってきてたどり着いた結論です。
4. 注意点
注意点として、NISAでは配当金を再投資か受取型か選べるのですが、楽天証券ではあとからその設定を変えることができないよう(SBIなら可みたいです)なので、ここでは受け取りにしました。
特定口座なら楽天証券でも後から変更できるようなので、特定口座で買う分に関しては再投資の設定でやっていき、必要に応じて受取型に変更するのが効率的かなと考えてます。
また、米国ETF絡みなのでご存じの方も多いかと思いますが配当をもらう際には米国で10%課税されます。これはNISAでも例外ではありません。
NISAなので、国内分としても本来課税される20%ほどに関しては非課税になります。
米国の課税に関しても最近制度が便利になって二重課税調整というものが取り入れられたため、これまでは10%+20%ほどで合計30%ほど配当をもらうたびに引かれる形でしたがそれが合計で20%程度に抑えられるようになりました。
なので本当に効率的に増やそうと考えるならやはりNISA枠は全部インデックス一本で、配当が欲しいなら特定口座でやるというのが一番だと思います。
しかし、インデックスだけだと本当につまらないんです..笑
配当をもらっていれば使いたいときに少し使いたいということもできますし、いい額になってくればフリーランス的にはいい資金繰りの手段の一つにもなるかもしれません。
いい方向に考えれば枠を消費せずに利確できるという見方もできるかと思うのです。(NISAでの保有分は売ったら相当分の枠が復活するのは翌年)
以上の考えから、インデックスでがっつりほったらかし成長分はナスダック100にお任せで、成長枠では超長期で増配を育てつつ非課税で一生配当を受け取りつつ、それなりの値上がりも期待できるかも??という方向に定めました。
もちろんアメリカが凋落せず成長し続ける前提なのでアメリカ全振りの構成は多少リスキーではありますがそこは長期でうまく適応しながらやっていければというところです。
まとめ
新NISAでの投資方針は、長期的な成長と安定した配当をバランスよく狙うことを重視しました。
積み立て投資枠では成長性の高いNASDAQ100に、成長投資枠では高配当かつ成長を期待できる楽天SCHDとVIGに投資します。
そして、配当はしっかり再投資して、複利の力を活用していきます。
あくまでも僕はこうしますというところでメモ的にまとめたものなので、ぜひあなたにぴったりの構成を見つけてXなどで僕にもこっそり教えて頂けたら嬉しいです。
今後は日記的な軽い感じでできれば毎日くらいの感じで更新できたらいいなと思っていますので、もしよろしければおめかけいただけたら幸いです。
最後までお読み頂いてありがとうございます!