AfterEffects

モーショングラフィックスのたった1つの奥義

モーショングラフィックスのたった1つの奥義




モーショングラフィックスで評価を得るにはどうすればいいのか?
動画にモーショングラフィックスを入れたのに反応がいまいち。。

こんな悩みに対して効果的なアドバイスをさせて頂きます。

僕自身、大学時代には課題そっちのけでストリートダンスに明け暮れていて、僕への周囲の評価は言うまでもない状況でした笑

今思えば、当たり前の結果です。
個人的にはチュートリアルでひそかに勉強はしていたので井の中の蛙的に技術力には自信はあったんですが、いかんせん制作にあたってのマインドセットがよくありませんでした。

そして、フリーランスになってモーショングラフィックス案件に多くかかわっていく中で、クライアントの反応や個人的な満足感に基づいて共通点を考えた結果、ある奥義にたどり着きました。

こんなツイートをして反響をいただいたことがあります。

ツイートの通り、ずばりモーショングラフィックの奥義というのは

面倒くさがらずに動かすこと

だと思っています。

えっ!それだけ笑?

奥義や本質というのはなんの世界でもシンプルなもので、モーショングラフィックスにおいては特にこれが重要になると考えています。

この記事では、このような内容をお伝えしています。

✓モーショングラフィックスの奥義
✓奥義の効果
✓具体的にどう奥義を取り入れるか



モーショングラフィックスは面倒くさがらずに動かすのが決め手

モーショングラフィックスは面倒くさがらずに動かすのが決め手
モーショングラフィックにおいては面倒くさがらずに動かした人が評価される世界だと考えています。

例えばどういうところを面倒くさがらないべきか

特に、ロゴ、タイトル、テロップ、扉絵のCGなど、短いものほど顕著にクオリティに差が出るという意識を持つべきです。

こちらの動画は自分で運営しているECサイトのPVです。
自分の利益に直結するのでほとんど手を抜かなかったため、手前味噌ですが自分としては今見ても恥ずかしい感じは正直しません。

2013年に制作したものですが、いまだに営業で活躍していますが、ロゴ一つ見ても自分がやると考えると絶対面倒くさいですよね笑

資産性が生まれる

面倒くさがらずに動かすと、6年後も営業で使えるような資産性のある動画になってくれます。

実は、面倒くさいなと感じる作業でも手を付けると大したものではなかったりするのに、やらないだけで得られたはずの評価が落ちると思ったらもったいないですよね?

映像を作るのにはかなりの時間がかかるものですが、せっかく映像を作るのにかけたあなたの貴重な時間を無駄にしないためにもシンプルながら非常に重要な施策だと言えます。

少しの余計な時間だけで生産性が上がるという効果

少しの余計な時間だけで生産性が上がるという効果
こちらの記事では営業的な側面においてリピート発注をもらう際の最低限の要素について触れていますが、

制作的な側面においては今回ご紹介しているように「面倒くさがらずに動かす」ことで全体のクオリティが上がってリピートにつながる可能性がグンと上がります。

クライアントはもちろん、あなた自身の満足度が上がる

クライアントの反応が上がるのは当然ですが、あなた自身の満足度も上がることでやる気にもつながります。

そして、それを習慣づけることができればクオリティの底上げがどんどんされていき、クライアントやあなたの動画の視聴者はもうあなた無しでは生きられなくなること請け合いです。

なんていいことづくめ!まさに奥義!

具体的にはどう奥義を取り入れればいいのか

具体的にどう奥義を取り入れればいいか具体的にどう奥義を使っていけばいいのか解説していきたいと思います。

例えばですが、このようなやり方が挙げられます。

・動かすパーツの分割
・カーブにこだわる
・気持ちのよさの追求

動かすパーツの分割

さきほどのこの動画を見ますと、ロゴだけでも要素ごとに全部分けてるんじゃないかくらいに分割してるのがお分かりになるかと思います。

実際に仕事としての案件では時間と予算の問題はどうしようもなくありますのでそこにあなたの中でハマるように適宜調整はするべきではあります。

可能な範囲で細かく動かすことでみんなにとっていいことづくめになるのは間違いないので、面倒くさいですが適当な範囲で頑張りましょう。

もし

分けられるパーツが無いからしょうがないよね

となってしまうのであれば、そのロゴの要素を見て、似たようなオブジェクトをアテンションとして追加することができないか?などを考えてみましょう。

そのあたりがめちゃくちゃお上手な方がツイッターでモーションロゴの作品を上げられていましたのでご紹介だけさせて頂きますね。


この方のインスピレーションは本当にすごいなと思っています。

ぜひともこの感覚をご参考にされてモーショングラフィックに励んでみてくださいね!

イージングにこだわる

イージングとは、ざっくりいうと動きの緩急のことなのですが、主にカーブエディタなどで調整することができます。

これは多少癖があるのでとっつきにくい面もあるのですが、これをやらないでモーショングラフィックスの向上はあり得ないと言えます。

AfterEffectsにおいて、イージングの補助スクリプト、エクステンションとしては以下が有名なものの一部として挙げられますが、まずは自分で細かくキーフレームを打って調整してみることが重要です。

Flow
DUIK BASSEL

気持ちよさの追求

自分で作品を作った後に見てみて、「なんか気持ちよくないな」と思うのであれば、視聴者も似たような感情を持つと考えた方がいいです。

なぜ気持ちよくないと思うのかを言語化してみると抽象的な問題が具体化されますので、一つの解決法としてオススメです。

こちらも人の作品を参考にお出しさせて頂く形で恐縮なのですが、この作品はどう見ても気持ちいいです。

逆になぜ気持ちいいのかを言語化してみると、

・動きのテンポ
・シェイプに動きに合ったゆがみや跳ねをつけている
・動きをより生き生きと見せる軌道
・展開のリズム感が非常に音に合っている

この方も素晴らしいモーショングラフィックス作品をよくTwitterで上げられていますので、フォローされると非常に勉強になることが多いのではと思います。

このように、気になったモーショングラフィックスがあった場合はなぜいいと感じたのかを一度言語化してその要素を取り入れてみるというのも一つの重要な勉強方法ではありますので是非取り入れてみてください。

気持ちよさの勉強に適しているのはうまい人のプロジェクトを見ることが結構効果的だと思っていまして、そのオススメのサイトをご紹介した記事もありますので併せてご一読くださいませ。

自分で細かく動かさないといけないならプラグインやエクステンションは悪か?

そしたらよく勧めているエクステンションとかプリセットとかは使っちゃダメってこと?

こんな疑問を持たれてしまいそうですが、ツールはあくまでも結果を出すためのツールとして、うまく使いましょう。

使えるところがあれば積極的に使うべきだと考えて僕もオススメのものはグイグイご紹介しています。

どんな時にツールを使うべきかと言いますと、例えば、

ここはそんなに手をかけるところじゃないけどクオリティは落としたくないな

こんな時はバンバン使っていきましょう。

ロゴなどオリジナリティこそが生きてくるような要素においてはコツコツ手をかけて動かしてあげることで独自色が生まれて価値が高まります。

また、先ほどご紹介したイージングについても、

いいイージングができたから他のオブジェクトにも適用したい!

と思うことが出てくるはずです。

そんな時には、EaseCopy(無料~)のようなイージングをコピペできるツールなどをうまく活用できるといいですよね。

あくまでも「いい作品を作るためにどうツールを使って、どこに魂を込めるか」が大事ですので、ツールを使うために作品を作ることにならないように注意することが重要になります。


まとめ

モーショングラフィックスを作る上で一番重要なのは「手を抜かない」という記事でした。

当たり前の話じゃん笑

なんて思いますが、実際に動かすときって想像以上に「面倒くさいの魔の手」が迫ってきます。

そんな時にこの奥義を思い出して頂き、あなたのモーショングラフィックスをより資産性の高い素敵なものにしていって頂ければと思います。

こちらの記事でTwitterにおけるオススメのクリエイターアカウントなどもご紹介していますので、ご参考にされたければよろしければご一読くださいませ。

 

それでは、あなたのクリエイターライフを心より応援しております。



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Inoshita Kazuki
InovativeWorks
フリーランス映像クリエイターの33歳。

実際の経験からフリーランスに必須だと感じたことを主に発信します。
過去の自分に教えたいことをメインに構想を練っています。
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