子どもの教育資金を貯める方法として「学資保険」は6年前に悩んでた時は定番の選択肢ですした。
実際に低金利になる前の時代(2000年代前半あたり)までは、学資保険は「子どもが生まれたらとりあえず入る保険」としてわりと主流でした。銀行預金より利率が良い時代もあり、子どもの教育費準備手段として人気があったようです。
実は僕も一時期検討していたことがあるのですが、当時は自分で貯めておけばよくない?
と思ってやらずにいました。
その数年後、投資を知り実践する中で幸運にもまもなく終わってしまうJrNISAなるものを知って重い腰を上げて「子供がもらえるであろう子供手当とかお年玉(の見込み金額)とか子供のための積み立て分(月5000円とか)を先んじて数年分まとめてぶち込んでおいたら非課税だしいいんじゃない」と思ってJrNISAを使い100万円ほぼ一括で投資することに決めました。
結果からいうと、これがだいたい4年前だったんですが今+110%ほどの評価益になっています。
結果論だし嫌味な感じにはなってしまうのですが、正直「学資保険じゃなくてよかったな…」と思っています。
ただし、学資保険には学資保険のメリットもあるのが事実。
そこで今回は、学資保険と僕が選んだ投資で、何がどうよくて何がどう悪い可能性があるのかを比較してみました。
また、今はJrNISAが終わってしまったので他にやり方があるか考えました。
1. 学資保険のメリットとその実態
こちらはAIで収集したデータなので実際にはもっと魅力的な点や商品があるかもしれませんが、一般的にはこのようなところに落ち着くのではないでしょうか?
- 保険料の支払い免除がある(親に万が一のことがあった場合)
親が死亡・高度障害になったとき、それ以降の保険料が免除になり、満期金は受け取れる、という仕組みがある商品も多いです。子どもの教育資金を確実に準備する“保険”としての役割を果たしてくれます。 - 強制的に積み立てられる
貯蓄が苦手な人でも半ば強制的に保険料を支払うので、お金を使いすぎる心配が少ないです。満期までは解約しにくい(解約返戻金が少ない)ため、崩さずにお金をキープできます。 - 返戻率はだいたい100~110%程度
金利が低い時代とはいえ、多くの商品で満期まで支払えば「払い込んだ保険料と同程度、または少し上回る」程度の返戻金が期待できます。極端に損をするリスクは低めです。 - 保障も兼ねる一石二鳥感
医療特約などを付ければ、子どもの入院や親の万が一のときに備えられます(ただし返戻率は下がる)。
ただし…
- 年利換算すると0.数%~1%程度が多く、あまり利回りは高くない
- 途中解約すると元本割れリスクがある
- インフレが進むと実質的な価値が目減りしやすい
2. インデックス投資・連続増配銘柄
一方、僕が実際に選んだ方法は「ジュニアNISAでインデックス投資に子供用の資金で将来的に得られる金額をある程度一括でぶち込む」というやり方でした。
具体的にはいわゆるオルカン(全世界株式インデックス含む日本)だけに入れました。
結果、4年間で+110%ほど(つまり100万円が210万円~)になりました。
もちろん、これは米国株が好調だった時期とタイミングの恩恵が大きいのも事実です。
とはいえ、高いリターンが得られる可能性があるという点は、学資保険にはない強みだと思っています。また、万が一、急に資金が必要になったら(ジュニアNISAの場合は基本18歳まで引き出せない要件があるものの、一定の条件や制度変更などが起こる可能性も念頭に置いて)柔軟に動かせる可能性があるところも魅力です。
JrNISAが終わってしまった今では、未成年口座を開設してインデックス投資に同じように投じるか、VIGやSPY(s&p500)、楽天SCHDなどの成長率も高く、なおかつドルも間接的に得つつ配当も年々増配される見込みが高い銘柄はかりにひどい円安に見舞われた場合を考えても長期的にみると非常に筋がいいのではと感じます。
VIGなどであればひどい円安でもドルで配当がもらえますからね。
未成年口座を使わなくても自身のNISA口座でもありかもしれませんね。
理解が間違っていなければ学資保険の場合は110%と言っても返戻率なので100万円が110万円になるに過ぎないので、インデックス投資と比較しても比べ物にならないのではないでしょうか?
10何年後とかに10万円だけ増えて返ってきてもちょっとインフレが進んだらアウトです。
実際ここ数年だけでも電気代などのエネルギー関連の支出や食料品、飲料品の値上がりは著しいですよね。
また、未成年口座を活用したこういうハック?もあるようで、いずれ僕が理解できたらブログ記事で取り上げたいなと思っています。
くっ…わいとしたことが…
フォロワーさんのリプで気付いたけど、わい15歳以下の子供3人もおるんやから、自分の特定口座じゃなくて、子供らの未成年口座で買った方が基礎控除3人分使えてお得やんけ💦
え…すげー今更感…
ここから全部売って子供たちの口座に振り分けて買い直すべきなん?(°Д°;)
— とぅとぅる🫥レバナス&日本株投資家 (@tuturuknight) December 22, 2024
3. 学資保険 vs. 自分で投資するメリット
学資保険のメリット
- 安全性・保険機能付き
親に万一のことがあっても保険料を免除しつつ、子どもの教育資金を確保。 - 強制貯蓄
保険料という形で自動的に引き落とされるので、貯蓄の苦手な人には向いている。 - 運用リスクは低い
市場の暴落などによる大きなマイナスが発生しにくい。
自力投資(インデックス投資・連続増配銘柄)のメリット
- 高いリターンを狙いやすい
上手くいけば学資保険の利回りをはるかに上回る可能性がある。僕自身、+110%を経験済み。 - 自由度が高い
どこに投資するか、どのタイミングでリバランスするかなどを自分で判断できる。急な出費があれば、(ジュニアNISAの制約はあるけれど)一般口座や特定口座、NISA口座であれば現金化も可能。 - インフレにも強い
長期的に株やETF、投資信託に資金を置いておくことで、インフレが進んでも資産価値が伸びる可能性が高い。
ただし…
- 市場の変動リスクを常に抱える
- 親に万一のことがあったとき、保険料免除のような仕組みはない
- 仕組みを理解する勉強や自己責任の管理が不可欠
4. 結論:どちらを選ぶかは人それぞれ
僕は結果的に「自力投資のほうがリターンも期待できるし、なにより自分で資産をコントロールできるのが魅力的」と考えて投資を選びました。その結果、ありがたいことに現時点では+110%の評価益を得られています。
一方で、学資保険は「親が死亡・高度障害になったときでも子どもの教育費を確保してあげたい」と思う場合や、「貯蓄が苦手でちゃんと積み立てられるか不安」「暴落が来たら投資とか怖くてできなそう」という人にとっては、いち選択肢としてアリかもしれません。
利回りは高くなくても、保険機能と安全性を得られることを価値に感じる人は多いかなと。
実際、知人が学資保険を始めたと言っていて、「自分で投資してやった方がたぶん増える見込みあるし取り回しもいいよ?」といったのですが、おそらくよほどいい商品なのか自信をもって「こういういい面があって、うちは学資保険のほうが性に合ってる」と言ってききませんでした。
世の中には不勉強な僕が知らないだけでかなりいい商品があるのかもしれません。
なにより長期的な正解はだれにもわかりませんし、ドルが死ぬほど暴落する未来も絶対にないとは言えませんので、僕も「そういうスタンスもあるよね」と流しました。
最終的には、自分のリスク許容度やライフプラン、資産運用に割ける時間と知識などを踏まえて判断するのが大切です。もし「自分で投資できるし、もしもの保障は別の保険でカバーする」という考え方ができるなら、インデックス投資や連続増配銘柄への投資も十分魅力的な選択肢になるはずです。
ただ、保険屋は何で儲けてるのかは考えてもいいかなと思います。
もし、学資保険に詳しい方がいましたら是非Xなどで「その考えは間違ってる。学資保険のほうがこういう理由でいい。」など教えて頂けましたら大変助かります。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!