フリーランス

現役フリーランス12年生の「フリーランス10大悩み」への向き合い方

現役フリーランスが考えるフリーランスの10大悩みについて

Xのほうにポストしたのですが、ふと気になってChatGPTにフリーランスの一般的な悩みを10個挙げてみてもらったらかなり的を得ていました。

そこで、12年フリーランスをやってきた僕としてはこれらの悩みは悩みたり得るのか、どんな感覚でフリーランス生活をこれらの悩みと付き合っているのかというのを書いていきたいと思います。

1. 収入の不安定さ

これは正直あると思います。

2年ほど定期的にレギュラー案件を頂いていた孫請けの仕事がありましたが、それが担当者さんの入れ替えなどで外れてしまい割と辛めの収入低下となった経緯があります。

多くの取引先さんとつながっていますが、基本的に定期的に案件を持っている会社さんはそこまで多くなく、直請けだったり仕事を多く持ってるフリーのディレクターさんなどとのつながりを持っておくことが、案件を多く欲しい人にとっては一つ安定への道かもしれません。

対策としては以下の二つですかね。

・ 複数の収入源を確保することで安定化を図る。

個人的に考える対策としては複数の収入元を持っておくことです。

さらにいえば、学習コストが低く、専門性を活かせるものだと始めやすくてなおかつ収益性も高いのではないかと考えています。

映像クリエイターならUberではなく映像制作ソフトのツールや素材販売、教材や知識、経験の販売などです。
あとは資本さえあれば収益を生んでくれる株や暗号資産などの最低限の知識を学びつつの運用とかですね。

もちろんUberなど全く違う環境の実績、知識を付けつつ収益のリスク分散をするというのもありだと思います。

・営業しまくって事業拡大して稼ぎきる

副業などに使う時間は、正直本業でぶっちぎって労働するのに比べて確実性や収益性で劣る可能性が高いです。
なので、そこははなから見切ってしまい本業に全ツッパして、AIや制度の変更に淘汰されないうちに例えばコーストfireなど狙えるレベルのfireを狙って達成できたら気楽に働いていくのがいいのかなと思います。

FIREムーブメントの6つの種類とその特徴

2. 健康保険・年金問題

これはクリエイターであれば文芸美術国民健康保険、通称文美国保に加入するのを狙えばかなり健康保険を抑えることができます。
あとは知識がある人であればマイクロ法人などのやり方もあるかと思います。
文芸美術国民健康保険については少し古い情報になりますがこちらで解説しています。

→ 国民健康保険と国民年金は高くても必ず加入。将来への投資と考えれば、実はそれほど高くないかもしれません。個人的に、この動画の考えのもとに付加年金は入っていません。

3. 時間管理

これもフリーランスで悩んでる人が多いであろう難しい項目です。

これに関してはちゃんと寝てうまくやるしかない。という感じなんですが、個人的にはスケジュールをきっちり切ってできるだけその通りにやることで、本業も量をある程度コントロールしつつブログやyoutubeをやる時間を捻出することができ、将来的な基盤を構築するための時間を取ることができています。

健康=時間みたいなところがあるので寝ることと運動することは割とちゃんと取り入れたほうがいいかなと実感してます。

会社員時代からさまざまな案件の映像を作り続けてきてますが、一度も何とかならなかったことはないので、何とかできるように状況を保ち、何とかなる以外の領域をどう時間配分するかと考えてます。

【副業するなら特に】時間管理のために可処分時間算出のススメ【配分がしやすくなる】

4. 営業や自己プロモーションの負担

個人的に営業は開業初期以来ほとんどしていないのですが、きっちり案件を増やしてどんどん業績拡大、人員増強!みたいな路線で行きたい場合はそれなりの労力が必要になってきます。

SNSもやってみるとわかりますが、Xだけでもポストに結構時間がかかるのでやはりイベントでの営業などが個人的には手間も省けて強いかなという感覚です。

5. 取引先とのトラブル

フリーランス新法やインボイス制度などどんどん制度が変わっていく昨今、ちゃんとそういう形式に則って取引していかなければいけないケースも出てきます。

個人的にはトラブル自体は12年間のフリーランス生活で数えるほどもないくらいですが、訴訟沙汰なども近い存在であったりしたので簡単なライフスタイルではないなと感じています。

6. 孤独感

僕は家族がいるのでそこまで孤独感は感じたことがないのですが、おそらく家族がいなくてやっていたら結構感じる部分があるんだろうなと思っています。

もし独り身の場合でどうしても孤独感にさいなまれる場合は、コワーキングスペースやオンラインコミュニティを活用するのがいいかもしれませんね。
僕も映像クリエイターがつながれるコミュニティがあるといいのになと思い、映像クリエイターズギルドというコミュニティを運営させてもらっています。

VIDEO CREATER`S GUILD

7. 法律や税金の知識不足

これも悩みとしては重く重要度が高いものです。

僕はfreeeを使って自分でやっていますが、インボイスを登録しないといけないとなったら税理士さんにお願いしなきゃいけなくなってくるかなと思っています。

とはいえ、Youtubeでも税理士さんの発信者がかなり増えてきたため節税手段にアクセスしやすくなったのはありがたいです。

この辺りはフリーランス目線から僕のブログやYouTubeを追って頂ければ新鮮な情報に触れられるようにしていきたいなと思っています。

8. 機材やソフトウェアの更新費

Adobe税もアドバンやデジハリを使った学割すらついに値上がりしてしまいましたので、年々インフレが進んでいくと仮定すると数年後にはかなりの出費になっていること請け合いです。

もちろんパソコンの定期的な故障などによる買い替えやそれにまつわる機材の購入、撮影などをする人ならそういったアップデートについていく必要もあるかもしれません。

僕は今から戦々恐々としていますが、あなたは生活費も含めたそういった価格の高騰に見合うだけの収益をフリーランスとして上げ続けられるでしょうか?

人件費や税制が良くなっていくことを願うばかりですね。

これの対策は、圧倒的に稼ぐか、適切な節約方法をアップデートしながら取り入れていくしかないのかもしれません。
Adobe税が上がる!??詳細と対策

9. スキルの陳腐化

長らくフリーランスをやっていると、今の自分でできる仕事か、良くても少しだけチャレンジングな仕事しかしていないことに気づきます。

これを繰り返していくと、気づいたら技術が陳腐化してしまいフリーランスとしてやっていくべき戦場からはじき出されていたなんて恐れもあります。

なのでうまく学習やチャレンジングな機会を自ら設定していかないといけないかなというのは常々頭の片隅に置きつつ生きています。

こういったこともあり、副業的なものを構築しておく必要があります。

もちろん稼げるうちに資本を稼いでコーストfire的な感じにできれば後々この懸念にぶち当たったときでも負担は少なく行けるという考えもあります。

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10. キャリアの行き詰まり

これも9番のスキルの陳腐化に近いものがありますが、会社員の場合、割と長く務めていれば昇給だったり昇格だったりとどんどん身分や給料が上がっていくこともあり得ると思います。

しかしフリーランスの場合はそうもいきません。

ただ漠然と働いているだけではスキルの陳腐化が待っているだけというのがほとんどです。
もちろん普通に働ける人(やり取りも問題なく、納品物も問題なく、人柄もいい人)のほうが人気が出て業務拡大していけるケースも十分考えられます。

そういう人のほうが少ないという話をよく聞くので笑

しかし一人でやっていこうと思う場合はさばける仕事量も限られるのでやはりどこかでチーム化や会社化して人を雇うなどしていかなければ、よほどネームバリュー的な価値が高くて報酬もいい仕事を定期的に獲得していなければ厳しくなっていくことが想定されます。

なので、以下のようなパターンが主に考えられるものかなと思います。

・有名なフリーランスになって自身の価値と単価を上げ、フリーランスとしてのメリットを十分に活かす
・バリバリに働いてある程度の年齢までに稼ぎきって可能な範囲のFIREにもっていく
・チーム化や会社化して人を雇い業務拡大していく

何が合うかは人それぞれだと思いますが、生存率を上げるための方策(節約、節税、投資、仕事術)などは誰でもできるので、その辺をちょこちょこやっている僕のやり方などを不肖ながらできる範囲でこのブログやYouTubeで一つの参考までにお出しさせてもらえればと思っています。

まとめ

というところで、ChatGPTさんが出してくれたお題に簡単に僕の考えや対策をまとめさせていただきました。

あなたの最適解などがあるようでしたらぜひXやYouTubeのコメントで教えて頂けましたら幸いです。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

Inoshita Kazuki
InovativeWorks
フリーランス映像クリエイターの37歳。

実際の経験から過去の自分に教えたいことをメインに,フリーランスに必須だと感じたことを主に発信します。
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