映像のこと

モーショングラフィックスデザイナーに求められる10の能力

 

モーショングラフィックスデザインを学びたい。

でもどんな能力が必要なんだろう??

それを理解して効率的に勉強をしたい!!

 

そう思ったあなたに、モーショングラフィックスデザインで求められる能力について記述された記事(英文)がありますので、それの内容を元に見解を述べさせて頂きます。

参照元の英文記事はこちら

「10 Essential Skills You Need as a Motion Designer」

by Pluralsight

 

モーショングラフィックスデザインに求められる10の能力

 

では、それぞれ僕の見解を交えつつ見ていきたいと思います。

グラフィックデザインスキル

グラフィックそのもののデザインのスキルは言うまでもなく重要です。

グラフィックデザインの知識があれば、スムーズにモーションデザイン作業を進めることができます。
特にフリーランスの場合、エレメントを動かすだけでなく、それらを作成することが最も頻繁に求められます。

と英文ではしています。

これは、僕が不定期で発信している「映像クリエイターのためのデザイン講座シリーズ」でお伝えしているテクニックをベースとしたデザインも含みます。

僕の経験では、支給されたデザイン(IllustratorやPhotoshopなどのデータ)を動かすという案件が半分くらいあります。
そして、デザイナーがしっかり作った素材を動かすと当然ですが映像のクオリティは格段に上がります。

仕事の取り方によってはグラフィックデザインスキルはそこまで必要ない場合があるかもしれませんが、このスキルがあればクライアントからの

担当者A

この文字構成をお渡しするので、かっこよく仕上げてください!期待してますね( ◠‿◠ )

というような信頼(投げっぱなしとも言う)にも応えることが容易になります。

その積み重ねが、継続的な依頼にもつながりその信頼が紹介を呼んで人気を得ることになりますので、必要なスキルということは言うまでもありません。

伝統的な芸術スキル

スケッチ・クロッキー・デッサンにするという伝統的な芸術スキルは非常に重要です。

伝統的な芸術の知識を持つことは、設計プロセス中に非常に役立ち、モーションデザインを視聴者に伝える最良の方法に目を向けることができます。
スケッチは、はるかに高速に実行でき、異なるアイデアをすばやくブレインストーミングし、最終的にワークフローをスピードアップできます。

実際、スケッチ・クロッキー・デッサンが上手な人は緻密な作品を作っていることが多く、それは観察する視点をスケッチの練習によって磨かれたことと、アイデアを練る際にその技術を取り入れているためと思われます。
3DCGのモデリングなどにおいてもこれらのスキルは非常に役に立つそうで、僕が大学を卒業して契約社員として入った会社では「デッサンができない奴はクズだ。」などとニュアンスのことを言う人もいました笑

これらはコンテを作る上でも大変重宝するスキルだと思います。
僕は残念ながら絵をかけないためコンテが非常に苦手です。。。

これがあるとかなり仕事の幅がかなり広がります。
特にディレクターを目指す人は学んでおいて損はないでしょう。

アニメーションへの理解

魅力的な作品を作るためには、アニメーションの基礎と物事をどのように動かすべきかの知識が非常に重要になります。

モーショングラフィックデザイナーとして、2D要素を動かして生き生きと動かせるようにする必要があります。
モーショングラフィックスのアニメーションは、いくつかのキーフレームを設定するだけではありません。
アニメーションの原則は、キャラクターアニメーターと同じくらいあなたに適用されます。
あなたは最高のデザインをしているかもしれませんが、アニメーションがうまくいかないと、モーションデザインがフラットになることがあります。

「モーション」グラフィックスデザインなので、当然一番重要なのはモーションになってきます。
グラフィックデザインがいかにスタイリッシュでも、動きがダサければ作品価値は一気に下がってしまいます。

また、重要になってくるのは素材の性質を知ることだと思っています。
ペンキのような素材であればペンキがベシャッとなるような動きやタラーッと垂れてくるような表現がもっとも伝わりやすい表現になったり、手紙のようなアイコンであれば手紙が舞ってくるような動きがより伝わりやすく、素材が生きてくると思っています。
もちろん、意図があってそれらを全く関係ない動きにすることもまたモーションデザインです。

単純な四角や丸のプリミティブを動かすだけでも、イージングをキーフレームに施すことで全く違う表現になりますので、身の周りのものがどういう動きだったり、どのように止まったりするのかを知っておくことは、動かしの際に非常に役に立ちます。

3Dデザインスキル

3DCG要素は、今やCMなどで見ない日はないと言えるほど、特にハイエンド広告においては必須となっています。

モーショングラフィックデザイナーとして、変化する業界に追いつくためには、このスキルを設定する必要があります。
選択する豊富な3Dアプリケーションがあります。時間をかけて学習するのはあなた次第です。
2Dモーションデザインだけに限らず、知識を3Dに拡張すると、より多くの機会が開かれます。

3DCGは、Cinema4DLiteがAfterEffectsに標準でバンドルされるなど、年々モーショングラフィックスにフレンドリーになっています。
ロゴやテキスト、奥行きの表現など3DCGを取り入れると一気にクオリティが上がるため、モーショングラフィックスデザインにおいては必須に近いスキルと言えます。

AfterEffectsにおいてはVideoCopilot社のElement3Dも出ているため、場合によっては機能が多く覚える気が起きない他の3DCGソフトを触れることなく、より手近にクオリティを上げることが可能になっているということもあり、近年ではどんどんクオリティラインが上がって来ています。

3DCGでなければできない流体シミュレーションや布的な表現、映り込みや複雑な反射などは、習得の難しさからこれからも貴重なスキルとしてお金を取りやすいスキルになるに違いありません。

タイポグラフィの理解

タイポグラフィーはモーショングラフィックスにおいて代表的な表現とも言えます。
テロップや文字表現を組み入れる際にも、レイアウトや文字組の知識は必須になります。

タイポグラフィーは、モーションデザインで頻繁に利用されており、モーショングラフィックスの背後にある原動力となることがあります。
例えば、モーションデザインは、製品、会社、またはサービスを視聴者に伝えるためにのみタイプを使用することができる。
正しいタイポグラフィ知識は、あなたのモーションデザインを次のレベルに送ることでしょう。

モーショングラフィックスにおいて、もっとも多く用いられる表現のひとつでもあり、ベーシックな知識がモノを言う要素になります。
映像的な表現で言えば、それら以外にも可読性なども考慮する必要が出て来ますので、基礎知識+一般的な感覚が重要になって来ます。

映像におけるタイポグラフィの知識は別の記事で近々まとめられればと思います。

色彩におけるセオリーの理解

全てのモーションデザインでは色を使用しますので、当然ながら重要なスキルになります。

あなたはあなたの色の選択にたくさん考える必要があります
映像に強さを与えたいのか、それとも信頼性?
これらの質問は、すべてあなたのモーションデザインの配色を決定することができます。
たとえば、秋についてのモーショングラフィックス作品を作成する場合は、色を青、灰色、白にしたくないでしょう。 これは冬のように感じるでしょう。

色理論の強い理解と、どの色が見る側にどのような印象を与えるかを知っていると、作品価値は大きく上がるに違いありません。

怖い印象を与えたいなら、色味を青っぽい緑にカラーコレクションしてみたり、被写体を健康そうな印象にしたいなら彩度を上げて色味を濃くしてあげるカラーグレーディングを施せば、映像はグッと意味を持つはずですね。

色が苦手な方は、たとえばこのようなサービスを使うことで問題を回避できるかもしれません。

ColorHunt
colorhuntのサイトイメージ

クリエイティブな思考

クリエイティビティを磨くことは、ダサいイメージ、ダサい製品をかっこよく見せることにつながるため、非常に重要なスキルです。

モーショングラフィックデザイナーとしてのあなたの仕事は、グラフィック要素を生かすことです。
これの最善の方法を知ることもあなたの仕事です。
仕事を進める際に、クライアントからの情報がほとんどなく、さらに明確でない場合があります。
こういう場合に、創造性が発揮され、簡単なアイデアを採用したり、複雑で魅力的なモーションデザインに変えることができます。

僕は大学生時代にはあまり映像センスがある方では無かったと残念ながら自負しているのですが、それがなぜだったかも今では理解しています。
なぜだったかと言うと、センスに対するインプットとアウトプットがあまりにも少なかったからです。

具体的にどうすればいいかと言うと、かっこいい映像や一般的に人気がある映像をVimeoやYouTubeで見まくることが大事になります。
そして可能であればそれらの作品を自分で再現してみたり、表現の一部を自分の作品に取り入れようとすることを繰り返し大量に行うことで地力が大きくつきます。

その途中で上記の3DCGスキルの習得やタイポグラフィの仕組みに気づくことがあるかもしれません。

もちろんセンスを磨きながら、技術やソフトの扱いも勉強できればベストです。

技術的なスキル

新しい製品、ソフトなどに適応するための技術的なスキルを身に付けることも重要です。

業界で秀でるためには、モーショングラフィックスのアーティストが習得しなければならない多くのプログラム、オペレーティングシステム、および仮想サーバーがあります。

あなたは、新しいプロジェクトを提示されたときに地面にぶつかることができなければならず、あなたの技術的スキルによって後退してはいけません。

例えば、3DCGを扱おうとすると高いハイエンドPCであればあるほど計算速度が早くなり同業者に対して時間的優位を取ることができます。
それを強みにして仕事を取ることさえ可能かもしれません。

また、どのソフトにとってどのグラフィックボードが最適なのかを知ることで、あなたがメインで使用する環境のパフォーマンスを最高にして、時間とクオリティを味方につけることができる場合が出て来ます。

僕は残念ながらPCを組むことができないので、高いPCを買わなければいけません。。。(^◇^;)

対人コミュニケーションスキル

これはモーショングラフィックスデザイナーという仕事にとってマストと言えるほど重要なスキルです。

偉大なモーションデザインは常にコミュニケーションから始まります。
モーショングラフィックデザイナーは、彼らのアイデアやコンセプトをクライアントや雇用者に明確に明確に表現できる必要があります。 また、懸念事項や変更点もあります。
クライアントは一般的にデザイナーではありませんので、わかりやすい方法でアイデアを伝えるのはあなた次第です。

実際の仕事では、打ち合わせでクライアントの意図を汲み取ったり、こちらの意図を通したりする必要が多く出て来ます。
ここをミスすると無駄な手間が発生したり、トラブルに発展する可能性もあります。

モーショングラフィックスデザインという仕事に対しては必須と言えるほど重要なスキルになります。

これは「コミュ障だから」と言って引きこもっていては改善されません。
場数を踏むことで改善されます。

僕も人とのコミュニケーションはどちらかと言うと得意な方ではありませんでしたが、様々な場に一人で参加して、積極的に話しかけていくことで大きく改善されました。
こう言った場では多くの場合向こうから話しかけて来ることはないと思って、こちらから話しかけにいくことがコツです。

オリジナリティ

これを持つことで、ファンが生まれ、より良い環境で仕事ができるようになります。

すべてのモーショングラフィックデザイナーは、独自のスタイルを持つ必要があります。
もちろん、これは開発に長い時間がかかることがありますが、あなたは自分のスタイルに成長します。
たとえば、Tim Burtonを見ると、彼の作品は非常にユニークで、自分のスケッチの1つを見ると、それを自分のものとして認識します。

例えば、これはあなたの強みと言い換えることもできます。
「流体シミュレーションがうまい」とか「タイポグラフィがすごい」だけでもオリジナリティと言えるかもしれません。

僕の経験場になりますが、同じ要素を得意とするクリエイターが近しいコミュニティに複数いることは稀だと思った方がいいです。
なので、一つに特化していれば多くの場合は仕事において突出することは可能です。

まとめ

いかがでしょうか?

上記を全てクリアーできれば相当なジェネラリストとして活躍できること間違いなしです。
これらのうちいくつかでも突出するだけで、全然問題なく活躍できるはずです。

もしまだ十分なレベルではないなと思われる方には、対人コミュニケーションとセンスだけはコツコツ磨いておくことをオススメします。

また、上には出て来ませんでしたが、スケジュール管理も非常に大事なスキルです。
上記がクリアーできていてもスケジュールが守れないとほとんどの場合は仕事が無くなりますので注意してくださいね!

 

あなたの素敵な映像クリエイターライフをお祈りしています!