artificial intelligence

OpenAIの新動画AI『Sora』がついに一般公開!要点まとめと映像制作への活用アイディア

OpenAIのsoraついに登場!映像制作における可能性

OpenAIの動画生成AI「Sora」が、ついに一般ユーザーも利用できる形で公開されましたね!
soraサイト
https://sora.com/

OpenAIによるsoraについて
https://openai.com/index/sora-is-here/

すでにネット上では詳しい方による解説記事(ついに正式公開!OpenAIの動画生成AI『Sora』と新時代の映像クリエイション)が出ていて、Soraの仕様や使い方はかなり詳しく紹介されています。

なので、僕の記事ではその辺りの詳しい解説はそちらにお任せしつつ、超簡単なまとめと「じゃあSoraを使ってどんな面白いことができるの?」といった、映像クリエイターやフリーランスの制作者目線でのアイディアをサクッと書いてみたいと思います。

ちなみにトラフィックの集中でまだログインできず試せてません。。

Soraの超ざっくりまとめ

  • テキストや画像から動画が作れる
    テキストでプロンプトを打ち込むと、それに合わせた短い動画を生成してくれます。画像をベースに発展させることも可能。
  • 高速化&高解像度対応(Proプラン)
    上位プランを使えば、1080p解像度やより長い秒数、同時生成数増加など、プロ仕様の拡張が可能。
  • いろんなスタイルに対応
    モノクロ映画風や紙工作風など、プリセットで動画の質感・雰囲気を簡単に変えられます。

これらはもうほかの方の既存の記事でしっかりカバーされていますので、ここからは僕なりの「アイディア」や「Soraがもたらす可能性」にフォーカスします。

※ウォーターマークが入らないのは200ドルのpro版のみということなので、使い放題ではないのが玉に瑕ですが仕事で使うとなったら高額課金が必須になります。(とはいえ、o1 pro modeも使えるので正直安い気しかしません笑)

openai sora 価格表と性能差

アイディア①:ショート動画やインスタントコンセプトムービーの制作

Soraは短いクリップを素早く作れるので、たとえばWeb用のサッとした広告動画やSNSで流すショート動画、あるいは新しいプロジェクトのコンセプトムービーを「とりあえずの叩き台」もしくは「下地」として作るのに向いているかなと思いました。

イメージボード代わりの動画をサクッと作り、クライアントやチームメンバーと共有すれば、企画の初期段階で「こんな感じ?」と視覚的なイメージ共有がしやすくなるような使い方もあるかもしれません。

アイディア②:ストーリーボードからの動画プロトタイプ

Soraはフレームごとの指定や、ストーリーボード的な使い方も想定されています。これを活用すれば、映像作品のプロトタイプを、従来よりもはるかにスピーディーに起こすことができます。

たとえば、アニメーション制作の初期段階でテキスト+簡易的なビジュアル素材から「こんなカメラワークで、こんな雰囲気」という映像を短時間で具現化できます。顧客へのプレゼンやチーム内部の意思統一が手軽になるでしょう。

これとかどういう工程かよくわかってませんがかなり衝撃を受けました笑
編集などはされてない一本の動画らしいです。
ゲーム系スマホアプリのやつとかリップシンクとかうまく嚙ませられればこれで行けちゃいそうな雰囲気すらあります。

アイディア③:スキルアップや新ジャンル開拓のトリガー

映像クリエイターにとって、Soraはあらゆるイメージを即映像化できる「アイデア実験装置」になり得ます。
普段は撮影が難しい被写体やシチュエーション(空飛ぶクジラ、幻想的な生物、異世界の街並みなど)をSoraで違和感がほぼなく生成できるようになったので、新たなインスピレーションが得られるかもしれません。

そのアイデアをもとに、実際のロケーション撮影や3D制作へと発展させ、オリジナル作品をブラッシュアップできる可能性があります。

また、ブレンド機能を活用することでsoraで作った不思議な世界をつなぎ続けることで一本の不思議なMVやPVを作ることができるかもしれないなとわくわくしてます。

これとかブレンド機能を見せてくれてる一例ですが面白い使い方ができそうです。

アイディア④:教育・トレーニング素材の簡易作成

学習用のビデオ教材やチュートリアル動画をすぐに作れるのもメリットです。ちょっとした概念説明用のショート動画をSoraで生成して、オンラインコースの補足映像として挟む、といった使い方も考えられます。
特に教育系コンテンツは、フル尺の撮影やアニメーションを作るにはコストと時間がかかりますが、Soraなら「こんな風にイメージすると理解しやすいんだよ」という映像をサッと作れる可能性があります。

また、教育系とはまた違いますが、架空のニュース的な映像を作るのにも使えそうです。
こちらはすべてsoraで生成したもののようです。
ちょっとした違和感を除いて、仮に実際の映像が混ざってたとしても何がリアルで何が生成されたものか見分けがつかない人がかなりいそうですよね。

アイディア⑤:実験的なブランド表現や広告

Soraは不思議な質感や非現実的なシーンも作り出せるので、ブランドの世界観をユニークな形で表現したいときにも活用できそうです。

新商品のコンセプトビデオを、実写では到底撮影不可能な超現実的な空間で表現し、話題性を狙うといった手もあるでしょう。

クライアントがどこまで生成AIを許容するかという部分は超えなければいけないハードルがいくつかありそうですが、かなり世界が広がりましたね。

まとめ

Soraは、これまでハードルが高かった「動画創造」をぐっと身近にしてくれそうな存在です。詳細についてはこちらの方の詳細な解説をぜひご覧になってみてください。

ついに正式公開!OpenAIの動画生成AI『Sora』と新時代の映像クリエイション

当記事では「Soraが実際にクリエイティブの現場でどんな風に使えるか」「新しいアイディアをどう形にできるか」という視点で、いくつか可能性と早速試してくれた人の作例を挙げてみました。

今後さらに機能拡充や価格調整が進めば、映像制作のワークフローそのものが大きく変わるかもしれませんよね。

Soraは、クリエイターたちが新しい映像表現を手に入れるための扉を開いたと感じました。
これから、Soraを使って面白い動画を量産する人が増えていくと思うと、ワクワクしますね!
悲しいことに僕はまだログインできない中でのジャストアイディアだけの用途を書き連ねましたが、今後新しい可能性を見つけたらまた記事にしたいと思います。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

Inoshita Kazuki
InovativeWorks
フリーランス映像クリエイターの37歳。

実際の経験から過去の自分に教えたいことをメインに,フリーランスに必須だと感じたことを主に発信します。
\ Follow me /